開門

ワーウード 占いでもいかがですか?冒険者の方ですから、お安くしますよ。ふふ。
りぃ う、うん。

まだ占いやるの?

眼が光った!!
このパターンか!

ラウバーン ほう、これは驚きだ。まだ「空の器」と思っていたが……見違えたぞ。

あれ?
ラウバーン、前より顔が見えなくなってない?

ラウバーン 己が青の力に屈せず、いまだ、人の姿を保っているとはな。もはや人の道には戻れぬと悟ったか?

人の道外したつもり無いし!

りぃ ……。
ラウバーン ……うん?すでに、人の言葉を失ったか?

ラウバーン ……無理もない。貴様は数多の魔を喰らい、血肉としてきたのだ。

まだ種まきと土竜巻しか覚えてないから!

ラウバーン 時は戻らぬ。安心しろ。いずれ、嘆くことすら忘れよう。だが、その前に標を立てるのが、私の役目。

導いてくれるんだ?

ラウバーン りぃよ。もはや引き返す道はない。さらなる力を求め、我が国の最前線、5つの監視哨を訪ねるのだ。

ラウバーン アズーフ島監視哨、ドゥブッカ島監視哨、マムージャ監視哨、ハルブーン監視哨、イルルシ環礁監視哨。……この5つ。

よし、ワープですぐに行ける所だな。

ラウバーン そこにあるは、魔に侵されてなお、人たらんと抗い続ける器。すでに魔を受け入れ、人のフリをするだけの器。

ラウバーン あるいは人と魔を渾然と宿したまま、壊れし器……

アサルトのリーダー承認するあの人たちのこと?

ラウバーン ……力を求めし者の末路。その目にしかと焼き付け、己が道を切り開くがよい……。

あれが末路?
そんな変な感じもしなかったけど。

人のフリをしてるからってこと?

ラウバーン もっとも貴様に残された道は、もはやそれら以外になかろうが……。

さて、上から順番にまわって行くよ。

~ アズーフ島監視哨 ~

ナリーマ あ……アオ…………まさか、青?

ん?

ナリーマ ああ、そんな……不滅隊に……おねがい……なのに……変わるなんて……

??

ナリーマ 同じね……なにもかも……貴方と……あたしと……悲しい……哀しい……でも、愛しい……

ナリーマ ……いいえ……いけない……いけないわ……あたしは……器……青く……蒼く……汚れた器……

ど、どうした!?
この人がもしかして壊れし器?

ナリーマ 貴方に……アレを、しなければ……ええ、アレ……それが……さだめ……蒼の宿命だから……でも、きっと……もしかしたら……

ナリーマ さようなら……
りぃ え?

ぶおわああああ!?

げほげほっ。

ナリーマ 無事……ね?よかった……でも……よくない……貴方は……やはり……もう、青の魔物……

ちょっと待って、いきなり攻撃されたけど無事じゃないパターンもあるってこと?
そんな無茶な!!

ナリーマ そう……同じ、あたしと……緩慢に……確実に……不可逆に……進む……だから、消えて……おねがい……消えて……

え、ええ…?

今もこれからもずっと蝕まれ続けるってこと?
だから…消えて?

な、なんなのだろう。

だいじなもの:土蛇の烙印を手にいれた!

ナリーマ 青……それは……清浄にて……不浄なる……青魔道士の……象徴……貴方と、あたし……同じ……血の色……心の色……

ナリーマ イヤ……イヤよ……自由な……いえ……自由だったツバサ……貴方には……もう……あるわけ……ないから……だから……消えて……さもないと……あたし……

~ ドゥブッカ島監視哨 ~

ナーシブ おい、その印……。

ナーシブ フッ……フハハハハハハッ!俺も先輩ってわけだ……お前、人として死にたくはないのか?人として成すべきことは何もなかったのか?

人!まだ人のつもり!!

ナーシブ 力を得て何になる?お前は、人でなくなってまでお前は、何をその手につかもうというのだ?

そういうあなたはどうして青魔道士になったのか…。

ナーシブ 俺はッ!……いや、よそう。俺は俺の成すべきことを遂行するのみ。

ナーシブ いいか?今から、お前にチャンスをやる。人として死ねるかもしれぬ、最後のチャンスをな!

ぶっふぉあ!!

ぐっ、全部これやられるのか…。

ナーシブ やはり、無傷……か。おめでとう。そして、お悔やみ申し上げよう。……人としてのお前にな。

ナーシブ これで終わりではないだろう?気をつけていけ、りぃ。……我が後輩よ。

だいじなもの:風蛇の烙印を手にいれた!

~ マムージャ監視哨 ~

ダスィル ……貴公のその印は。そうか、そうなのか……

ダスィル ふははははっ!ナジャの使いでは飽き足らず、力をも追い求めたか。

力がないとおつかいも十分にできない感じですし。

ダスィル そうだ!貴公は正しい!力を欲するは人の本来あるべき姿。見よ!このウルグームにあるのは、力と力の奪い合いだけだ!!

ウルグーム?

なんだろう。教えて用語辞典

アトルガン皇国の言葉でいうヴァナ・ディールのこと。

へぇ~!
知らなんだ。

ダスィル 気に入ったぞ。貴公には、我輩のとびっきりをみせてやろう。

りぃ いでっ!いででででででで!!!

ダスィル ほぅ……。これに耐えるとは。天性の為せる技ゆえか。それとも貴公の内に潜む渇望がそうさせたのか。

ひ、ひどい!!
一番酷い!!!

ダスィル ふははははっ!ますます気に入ったぞ!

だいじなもの:天蛇の烙印を手にいれた!

ダスィル 貴公にいったが人が力を求めるのは本来あるべき姿だ。だがそれは、力に溺れるということではない!青魔法は、魔の力。人であった我々に御すことができるのはその、ほんのわずかだということを肝に銘じよ。

ダスィル もしもそれを忘れ、力に溺れたとき、貴公はすべてを失うだろう……。それだけは努々忘れぬよう、人の心が残るところに、しかと刻みおくことだ。

みんなすごい忠告してくるけど…。
ここまでして力を追い求めなければならなかったって事よね?

アトルガン皇国の闇に直結してるんだろうなぁ。

~ ハルブーン監視哨 ~

ワウディーン ほう、これはこれは……おヌシも、わしらと同じ青魔道士にのう。

ワウディーン わしは命を粗末にせぬようにと、おヌシに言ったはずじゃが、それほどまでに力を求めておったとは……自慢の鼻をもってしてもそこまでは気づかなんだわ。

自慢の鼻?
もしかして、ラウバーンがアーリマンの水晶体を移植されたみたいに鼻に何かやられてるのかな。

ワウディーン ならば、おヌシにわしがしてやれることは1つじゃな。

ワウディーン ……よいか?地に足を張り、しかと受けて見せい!

くっ、くるぞ!!!

あぢいいいいいいいいいいいい

ワウディーン うむ、見事じゃ。だが、嬉しくもあり残念でもある。複雑な心境じゃな……。

ぱ、パンチパーマになるッ。

ワウディーン ……おヌシが選んだ道。もはや引き返せぬ、辛く険しい道のりぞ。くれぐれも内なる魔に取り込まれぬようにな。わしからいえるのはそれだけじゃ。さぁ、もう行け!

だいじなもの:炎蛇の烙印を手にいれた!

~ イルルシ環礁監視哨 ~

メヤーダ 聖蛇ザッハークの印……。お前は、我々と同じ道を歩むというのだな?

メヤーダ 返答は無用。私は与えられた職務を全うするのみ。

仕事が早いっ!!

りぃ がぼごぼげぼ

メヤーダ ……無事か?ならば終わりだ。早々に立ち去るがいい。

そ、そっけない!!

だいじなもの:水蛇の烙印を手にいれた!

メヤーダ 険しき道を選んだな。後悔などしても失ったものは取り戻せない。……存分に働け。

でも優しい。

ワーウード 占いでもいかがですか?冒険者の方ですから、お安くしますよ。ふふ。

これは毎回必要なんだろうか。

ラウバーン 5つの監視哨を廻ってきたか。各地の不滅隊より、貴様の報告も受けている。
りぃ ひどい目にあった。

ラウバーン 残念ながら、貴様は不滅隊としての適性を欠いているそうだ……。

えっ、そうなの?
全部耐えたのに。

ラウバーン だが……貴様の心技体のみを考課するならば、その潜在能力は認めねばなるまい……。

まだ未熟ってこと?

ラウバーン さらなる力を求め、さらに大いなる魔を喰らうがいい!貴様に潜む、飽くなき渇望の赴くがままに。それだけが、我ら青魔道士の宿命なのだ。

青魔道士の宿命…うーむ。

ラウバーン ともかくも貴様は自ら門を抉じ開けた。暗く永き道に一歩を踏み出したのだ……。それを祝して、魔物が骨肉を断ち、喰らうに好適な氷刃イモータルシミターを授けよう。さぁ、受け取るがいい。

イモータルシミターを手にいれた!