それぞれの正義 其の弐

オズトロヤ城外観

スパッとオズトロヤ城に到着!!
ワープとかで移動時間が驚きの短さになったのは本当にありがたいですっ。

クピピ アウトポストからここまで1時間かかったくせに何を言ってるのなの!!
りぃ ごめんなさい!オークの戦車のマウントでナナメになって遊んでましたぁっ!!そのハンマーをしまってくださいいいい。

オズトロヤ城

オズトロヤ城だぁ。敵の本陣だから、絡まれないレベルだと分かっている場所でもなんか緊張しちゃうよね。
りぃ すっごい迷うしね!ここ!

さてと、えーっと?

オズトロヤ城のどこに行けばいいのでしょう…?

りぃ と、とりあえず奥の方を目指してみるのです。

2択の扉

あっ!これ覚えてるよ。
左右どちらかのレバーが正解で扉が開いて、間違った方だったら床が開いて落とし穴に落ちるのよ。そして確か、真ん中に立たないとレバー操作できないから、穴が空いたら落ちるしかないのよね。

こういうのには自信がある!!

りぃ もちろん落ちる方にな!

落とし穴に落ちる

りぃ やっぱりねええぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇぇぇ………

落ちた

りぃ いでっ、いでででっ…

こ、コロコロした体でよかった…。

ん?あれ?他に誰かが。

アジドマルジド

りぃ あっ!アジマルっ!

アジド・マルジド …よぉ、また会ったな。こんなとこで何をしてるんだ?
りぃ 落とし穴に落ちたのよおぉぉぉ。アジマルこそ何してるの?まさか落っこちてきたの?

アジド・マルジド フン、俺はここで休憩中さ。1人で獣人本拠地に乗り込むのは、さすがの天才アジドマルジド様でも、無理があったみたいだ。
りぃ えっ、カドゥケウス持ってきたから大丈夫じゃなかったの?それよりも、体辛そうだけど怪我してるの?

アジドマルジド

アジド・マルジド ん?もしかして、おまえ、俺のこと心配で追っかけてきたのか?
りぃ その通りだよ。

アジド・マルジド フン、口のうまいやつだ。どうせ守護戦士のセミ・ラフィーナに、俺のあとをつけてこいとでも命じられたんだろう?
りぃ ま、ね。そうだけど、言われなくても来たよ。

それぞれの正義

アジド・マルジド 神子さまに育てられたとはいえアイツは所詮ミスラ。事の重大さをわかってない。
りぃ 情報が少なくて判断しかねてる感じだったかな。だから、知ろうとしてたよ。

アジド・マルジド …おまえ、星の神子さまの伝説を聞いたことはあるだろうな?
りぃ …聞いたことあるはずだけど、お、覚えてないっすー!

タルタルなのにすんませんー!

それぞれの正義

アジド・マルジド はるか昔、迷える民をこの地へ導いたまばゆい星。その星が天へと戻るとサルタバルタを照らす光も失われ、闇が落ちた。しかし、満月の泉にて星月の力を得た初代の神子さまは、闇の中にも希望の星を見出し、ウィンダスを繁栄へと導いた。
りぃ 初代の神子さまが満月の泉で…。

魔法を発見したのよね。
魔法を得たタルタルは多種族を圧倒する力を持って栄えていた。それが魔法の時代。
うん、今調べたっ!

アジド・マルジド …その神子さまが後の神子さまのために残した歴史書…。それが、この前見つかった神々の書なのだ。
りぃ えっ、神々の書って、初代神子さまが書いた本だったの!?

てっきり神話の時代からあるものなのかと思ってたよ。
そして、神々のことについて書いた本じゃなくて、歴史書なのね。歴史書なのにどうして神々の書って名前なんだろう?もしかして、満月の泉で会った神から聞いたことを記したからとか…?

あの本、カラハバルハが書いたのじゃなくて、本当に神々の書だったのね。

アジド・マルジド しかし、こんな事態になっても、星の神子さまは何もしようとしない。何も語ろうとしない。だから俺は、もう1人の時の証人…サルタバルタに古くから住む獣人ヤグードに尋ねに来てやったのさ。
りぃ そっか、ヤグードはタルタルが来る前からいるミンダルシア大陸の先住民だものね。

え、でも、そこでヤグードに教えてもらおうって考えるのが流石アジマルだよ。アプルルちゃんが知ったら泣いちゃうよ。

アジドマルジド

アジド・マルジド その出迎えは半端じゃなかったがヤグード王は面白いことを教えてくれた。
りぃ え、王に会って話ししたの!?ってか、やっぱりやられたんじゃない!それでこの程度ですんでるって、ほんともうどれだけ…。

いや、もしかしたらヤグード王はわざとに手加減して…?

アジド・マルジド セミ・ラフィーナに伝えてくれ。口の院の院長アジドマルジドは、確実に真実に近づきつつあると。
りぃ ヤグードの王は何を教えてくれたの?私も気になるよー!

アジド・マルジド じゃあな…。俺は先にウィンダスへ戻るぜ…。
りぃ ええー!つれないわーっ!

行ってしまった…。
追いかけるよっ!

口の院

アジドマルジドがまず戻って来るといったらここじゃないのかな?

Kuroido-Moido 聞きましたよ。守護戦士のセミ・ラフィーナ様の命令で、我らが院長を追跡したとか…。
りぃ うん、まぁそうなるかな。

Kuroido-Moido 我らが院長ならば、ここには戻っておりません。いくらねばっても無駄です。諦めて、天の塔へ報告に行くがいいでしょう。

うっ、若干険がある感じだわ…。
本当は帰って来てて休んでるのかもしれないし、本当に帰って来てないのかもしれないし。でも今回セミ・ラフィーナの依頼で動いてる私だからこういう対応になるよね。良い部下ね。

おとなしく天の塔に行きましょう。

それぞれの正義

セミ・ラフィーナ ああ、戻ってきたのね、りぃ。さっそく、話を聞かせてもらいましょう。
りぃ はーい。

それぞれの正義

セミ・ラフィーナ …そう、アジドマルジドはオズトロヤ城にまで行ったの。まさか、ヤグード王に会いに行くとはね。どこまで、ウィンダスの法を乱せば気が済むのか…。
りぃ 法と正義の番人という責務をおっているセミ・ラフィーナからすれば確かに許されざる行動…。

セミ・ラフィーナ …君もご苦労だったわね。このことは、星の神子さまにお伝えしましょう。
りぃ ああっ、労ってくれるなんて、やっぱりセミ・ラフィーナ優しいっ!

この優しい人をこれだけ怒らせてるって、アジドマルジド…。

セミ・ラフィーナ そしてアジドマルジドには、厳重な注意をしなければならないわ。
りぃ 多分、聞かないよね。でも、やっておかないといけないよね。セミ・ラフィーナも本当大変だわ…。

セミ・ラフィーナ

セミ・ラフィーナ 次のミッションに備え、ゆっくり休みなさい。では…。

次のミッション。だって。
もしかして、信頼してもらえたのかな?

えっへっへ。