
次はウィンダス。

……これはこれは、ボーレル卿!
ご無沙汰である。ベルダガルダ殿。
報せを頂いて、待っておりましたぞ!いやぁ~、お懐かしい!
ああ、ベルダガルダ殿も、元気そうだな。では、早速、元帥殿に……

久しぶりですなあ。いつぞやの、3国共同コンフリクト大会以来ですかな?
そう、あの時の決勝!

わたくしが、卿を片手棍でガガガーン、と打ちのめし!

ペトラを手にするや否や、さっそうとゴールした……
自慢話だー!

う、ベルダガルダ殿、本日は火急の用があって参ったのだ。どうか、ロベルアクベル大魔元帥にお取り次ぎを……。
ほうほう、そうであった!元帥殿はこちらだ。参られよ。

話続かなくてよかった。




……よくぞ来られた。

サンドリア王国より参った、ハルヴァー・M・ボーレルと申す。

ウィンダス大魔元帥ロベルアクベルである。

……元帥付き軍師参謀、レコ・ハボッカです……。

こちらは、有志である、マヤコフ舞踏団リリゼットと……。

ども。

なんと、りぃではないか。
おお、既知であられたか。縁あって、供に各国を回ってもらっておるのだ。
なるほど……。

りぃ……僕に内緒でこっそり、サンドリアに行ってたなんて、水くさいなあ。
報告する仲でもないですし!?

して、火急の報せとは……?
それが……

~かくかくしかじかタイム~

……降伏、だと?

ナグモラーダ殿がおっしゃるには……。
……かねてよりジュノ周辺で激しい攻防が繰り広げられていたのは存じている。ジュノからの再三の打診に応えて我が国の、巨蟹、双子、両魔導団を送り込んだのだが……
送り届ける作戦大変だったよ。途中からシャントット様が全部持って行くし。
本当なら、彼らを引き揚げさせなくちゃ。

いえ、サンドリア軍は……鉄鷹騎士団のラジュリーズさまは、デスティン王の命に従い、援軍に赴く準備を進めております。ウィンダスにも協力をお願いしたく、遠路、こうして参上した次第……。

……。

……妙だな。
妙だね……

ジュノのナグモラーダといえば巧みな弁舌、そして秀でた交渉術を持つ策略家として知られてる。そう易々と降伏を受け入れるとは、とても思えないけど……
だよねぇ。

うむ、おそらくは……
おそらくは…何!?

お願いです!苦しいご内情はわかりますが、ジュノを、助けてあげてください……!

……レコ、現状の人員は?
……魔導団を持ち場から外すことはできないけど、ミスラ傭兵団なら、この間増員したし、あるいは……。
了解した。他ならぬ、サンドリアの兄弟の頼みである。

ボーレル卿、遠路、訪れた貴殿らの志に応え……そして、カルゴナルゴ城砦を救ってくれたサンドリアの兄弟たちの恩に応え……

援軍の件、検討しよう。
おおー!あの時の恩義がここに来て!

ありがとうございます!

共に、戦おう。ジュノの……ひいては人の子の未来のために。
……人の子の未来?
それって、ケット・シーと同じ言い回し。
ロベルアクベルって……?

……待て。そなた……
?
名を、もう一度……

マヤコフ舞踏団のトップスター、リリゼットです!以後お見知り置きを!

リリゼット……

素敵な名前だね。

リリゼットの名前に引っかかるの?
この2人、本当に何をどこまで知ってるんだろう。

……御苦労だったな。リリゼット、りぃ。これで、両国になんとか、援軍の要請は取り付けた。
よかったねぇ。
あとは、一刻も早く、ジュノ大公に、降伏の取り下げを直訴しなければならんのだが……
はい!

私は城へ戻らねばならん。戦時下に、そうそう王の側を離れているわけにはいかんのでな。

寸書をしたためておいた。ジュノへは、これを持ってふたりで行きなさい。そして、後から、到着したサンドリア軍と合流したまえ。

はい!わっかりました!

……頼んだぞ。うまくやれよ。
だいじなもの:ボーレル卿の封書を手にいれた!
とりあえずこれでジュノの降伏は遅らせられるかな?