フェイス・トリオン

サンドリアお散歩中。

白タルの散歩道

りぃ ここがトリオン王子の部屋なのかぁ。

そこの見張りの人から、許可された人以外入っちゃダメって言われたけど、そりゃそうよね。

トリオン王子 何者だ?
りぃ えっ、りぃでっす。

居るのばれちゃった!!

トリオン王子 …ウム、お前か!遠慮はいらぬ、入るがよい!
りぃ えっ?

白タルの散歩道

えっ、なんで!?

私トリオン王子と面識あったっけ?
無いよね??

なんで私のこと知ってるの?
闇王を倒した冒険者。ってことで耳にしてたのかな。

ってか、拝謁賜ったのにこんな雨合羽みたいな恰好でごめんなさい!!

白タルの散歩道

トリオン王子 ウム、分かっておる。サンドリアのフェイス使用許可証を持っておるのだろう。
りぃ あっ、持ってます。

トリオン王子 この私の分身を旅に連れていきたいと言うのか。
りぃ えっ。

白タルの散歩道

トリオン王子 我こそは、サンドリア王国第一王子、トリオン・I・ドラギーユ。

I。侯爵の地位なのね。

トリオン王子 我が分身を連れていけば、お前の旅は冒険とは呼べぬほど、楽になる。冒険者は冒険が務めと言うに、それでもよいとぬかすか?

白タルの散歩道

りぃ えっ、は、はい。
トリオン王子 ハッハッハ、そう焦るな。ただし、りぃ。あながち冗談でもないぞ。

えっ、なによ。

トリオン王子 フェイスという謎めいた魔法の被験者として名乗り出たのは、私の分身こそが、世に必要とされているため。

白タルの散歩道

トリオン王子 常々から思っていたのだ。国務をこなすことが我が役割であり、天分もある。しかし…困難な局面にある者たちへ、直に、この手をさしのべたいと!そう、思っていたのだ!
りぃ おっ、おおーっ。

白タルの散歩道

トリオン王子 その夢の助けとなるのが、この度、発表された新魔法フェイス。私にとっては、願ったり叶ったりというわけだ。

さすがトリオン王子。

トリオン王子 …だが、頭の固いものどもめ。闇の王を倒したとは言え、冒険者の後ろを王族が従者のようにうろつくは、王室の品位を落とすという意見もあってな…。
りぃ あぁ…なるほど…。

白タルの散歩道

トリオン王子 そこで、お前にはきちんと約束してもらおう。
りぃ うん?

トリオン王子 我が分身を見事、呼び出せた暁には、お前こそが従者だということを、決して忘れぬと!さすれば、こうるさい者どもも納得しよう。
りぃ ええーっ!?まぁ、いいけどさぁ。

白タルの散歩道

トリオン王子 さて、そろそろ私は国務に戻らねばならん。

もう、勝手だなぁっ。

トリオン王子 私とお前のフェイスは、成功するか失敗するか。さっさと、ともかく試してみようではないか。
りぃ まかせなよ。

白タルの散歩道

白タルの散歩道

白タルの散歩道

白タルの散歩道

トリオン王子 ウム、成功のようだな!では、後のことは、お前に任せるぞ!

フェイス:トリオンを習得した!

調べたら、フェイスのトリオン王子かなり優秀らしい?
今度から盾は王子にお願いしてみようかな。