一応連続クエストの最後になってしまうので、まず登場人物の紹介を。
前のクエストはアイテム渡して簡単な会話で終わりだったので、流しちゃってました。
グィル。ダルザックの家の留守番をしている心優しき少年。本好き。
ミシェア。クリスタル戦争で両親を失い、ダルザックに育てられた。一流の彫金師を目指すが、ギルドには所属していない。
ダルザック。冒険者。オグビィ(モンクAFの人。ミスリル銃士隊・コーネリアの師匠)の弟子。国からの依頼も受けており、いつもいつもいつも忙しく滅多に家に帰らない。グィルとミシェアを心配させまくっている。
ミシェアとダルザックはモンクAFで登場したよ。
といった感じかな。
シナモンをご所望だったので持ってきたよ。
ありがと!これでプレゼントが作れるよ!
AFの時はジンジャークッキーが出てきたけど、シナモンクッキーでも作るのかな?
グィル!ダルザックさん、帰ってきたみたいよ!!
ええっ!もう!?
クッキーを作る暇など無かった!!
騒がしいな。いったい何をしている?
滅多に帰らないダルザックが帰ってきたから大騒ぎなんだよ。
お帰りなさい。ダルザックさん!ええと……ミシェアお姉ちゃんが先!
その隙に準備するのかな。
お帰りなさい。ダルザックさんに、旅のお守りをプレゼントしようと思って。もう十分に一人前よ。ギルドの奴らなんかに負けないんだから。
これの前のクエストで渡したシルバーインゴットで作ったのかな?
自分のことを職人だと自覚するなら、タダで仕事をしないことだ。
竜騎士AFクエストで出てきた、流しの鍛冶屋に聞かせてやりたい。
はいはい。そういうと思ってたわ。でも、受け取ってね。せっかくだから。
ツンケンしてるけど、きっとすっごく喜んでるよ。
僕もプレゼントを……。いっつも家で本とか読ませてもらってるから。
このわずかな時間にシナモンで何を作ったんだ…!?
剣の修行を怠っていないか?いくら本を読んでも銃士や冒険者にはなれない。それは夢物語だ。
うう、相変わらず厳しいなあ……。
軍師とかの方が向いてるのでは?
すまん。礼は言っておくぞ。また冒険にでかけなければならない。グィル、留守を頼む。
もう!?
帰ってきて5分も経ってないでしょうよ。
何かを取りに来たとかそんな素振りもなかったし。
むしろ何しに来たん!?
それとミシェア。以前聞いた、赤いバラの価値の問いの答えは?
赤いバラの価値??
違う色に見えているのなら、なおさらその美しさを共有できる奇跡に感動できる……と私は思います。
いい答えだ。それがわかれば一流の彫金細工師になれるだろう。
行ってしまった。
なんだったんだ。
ねえ、何?「赤いバラの価値」って。
よくぞ聞いてくれた。
グィルはこんな風に考えたことはない?バラの赤い色は、本当に誰にでも同じ色に見えてるんだろうか……?
ああ、なるほど。そういうこと。
人によって違う色に見えてるのに、ただ「赤」って言葉でくくってしまうから、同じ色ってことになってるんじゃないかって。
炎も、太陽も同じ「赤」だったら、本当は違う色に見えててもわからないってこと?
そう。それなら、美しいと言われる赤いバラの価値は果たしてどこにあるのか。
それでお姉ちゃんは、違う色に見えてても、きれいって思えることが素敵だって答えたんだね!
すごいわね!グィル!さすがいつもダルザックさんの本を読んでるだけあるわ。
へへ……。
今の話をすぐに理解するなんて、賢いなぁ。
それはね、人の出会いにも言えると思うの。私たち、世代や人種が違ってもこのクラウツ橋の2階で出会い、今日みたいに少しの時間でも喜びを共有できた。
それが、奇跡?
ええ、素敵な奇跡でしょ?
なんだか良い話でした。
この3人は、助け合って生きてる感じが良いね。
ダルザックはもう少し仕事減らした方がいいと思う。