私、鍛冶ギルドで修理してほしいものがあるんですが、あそこの人たちってどうも近寄りがたい雰囲気があって……。もしよかったら一緒に来ていただけませんか?
いいよ。
ホントですか?助かります。では、お願いします!
気難しい職人さんがいるのかな。
おっ、その人か。
すみません……。これ、直していただけないでしょうか?父の形見なんですが、ボロボロになってしまって。
どれどれ……。うーん、こんな古いもんは修理できんな。新しく買った方がいい、お客さん。うちにいろいろと取り揃えてるから見ていってくれ。
形見修理してって言ってるのに買いなおせって。
それってどうなのよ。
いえ、でも別に新しいのが欲しいわけじゃないんですけど……。
だったら、帰るがいい。そんなものを修理しとる時間はうちにはないんじゃ。悪いな。
えぇ!?
保証期間過ぎたからもうパーツが無くて修理できません。みたいな対応?新製品勧めてるし。
ギルドってそんな、利益を求める会社みたいな体質だったの?
もっとひとりひとりの顧客を大切にする町工場みたいな感じなのかと思ってた。
はぁ、そうですか……。分かりました。
やっぱりダメでしたね。せっかく一緒に来ていただいたのに……。
あの人絶対心を込めてやってくれないから、頼まなくて良かったよ!
ちょいとお嬢さん。いいものを持っているね、あんた。ちょっと見せてくれんか?
あの……、失礼ですがお爺さんはいったい?
ワシか?ワシは流しの鍛冶屋、ランシュリョームだ。ギルドじゃ扱っておらんような細々とした仕事で食い扶持をしのぐしがない職人だて。ほれ、見せてみろ。
流しの鍛冶屋…だと…!?
なんじゃそりゃ!
そんなのあるの!?
怪しすぎる!!!
私、それを修理してもらおうと思って鍛冶ギルドに行ったんですけど、けんもほろろに断られちゃって……。
で、これを修理してほしいとな?フム、さすがに年数には勝てんと見えて傷んどるが丁寧に使っていたのは分かる。こいつは直しがいがあるな。ただし……。
ただし……?お金がかかります?
いや、このぐらいタダでやるがね。古いもんだから特別な道具、アルテパ砥石がいるんだよ。そいつは東アルテパ砂漠にあるんだが、それさえ手に入れば……。
あんた職人ならちゃんとお代いただきなさい!!
あの……、重ね重ね申し訳ないのですが、もしよかったらアルテパ砥石を持ってきてもらえないでしょうか?ちゃんとお礼もしますから……。
いいよ。
お礼はちゃんといただくっ!
本当ですか?とても助かります。よろしくお願いしますね!
よかったの。では、あんたがアルテパ砥石を用意したぐらいにまた来るとするよ。
ナイトAFの時はオルデール砥石だったけど、今度はアルテパなのね。
当然のように敵が出てきたけど、シャントット様の鎌で真っ二つです。
だいじなもの:アルテパ砥石を手にいれた!
取ってきたよ。
あ、これがランシュリョームさんのおっしゃってたアルテパ砥石なんですね?どうもありがとうございます……。これ、お礼です。受け取ってください。
ありがとっ。
ランシュリョームさん、りぃさんのおかげで、ほら!
どうやら、見つかったようだの。これがあればあの修理なんて朝飯前……、いや夕飯前ぐらいには仕上がるかな。
ギルドの職人が匙を投げた修理をそんなに早くできるってすごいね。
それにしても最近なんだか体の調子が悪い……。まぁ、仕事をすれば治るでしょうな。では、できたらまた来る。楽しみに待っとるがいい。
よろしくお願いします!
ペレグリンを手にいれた!
職人じいさん、わざわざフラグ立てていったけど大丈夫なのかな…。