貴人の失踪

エジワに来たぞーい。

…ん?
リシュフィーが倒れてる!!!

まさかキキルンにやられた…わけじゃないよね?
一体何が。

ワワルン おっほっほーぅ。あとるるがんの、おかねもっちーなよーへい!ちがいなーいネ!!
ババルン おいらたち、ワワルンのあにきの、いうこときいててバリラキー!

ゴゴルン ゴゴルン、ラキラキー!おたからとチャリチャリのおと、いぱーいうれしーい!よ?

ワワルン うかっ!メンバー・きゅう!ババルンっ。

ババルン な、なんやの?
ワワルン この、よーへいことまさぐるれるな?おっけーな?

ババルン むむっ。うち、や、やってみるる、るるるね!

ババルン ぶすっ。ぶすっ。ぶすっ。

まさぐるんじゃなくて、めちゃくちゃ刺しとるー!!

ババルン この、よーへい、やぱりかんぺきにのされてるる、るるるね?
ワワルン うかかっ!おっけーな!

ワワルン メンバー・なな! ゴゴルンっ。
ゴゴルン な、なんなのーよ?

ワワルン この、よーへいから、おタカラさがすのな?おっけーな?
ゴゴルン う、うん。ゴゴルン、やってみるーなの!よ?

ババルン おいらたち、ついにだいとうぞくに、なるるる、るるるか!?

悪いキキルンだけど、大した悪さはまだできてないのね。

ゴゴルン み、みつからないの……。
ババルン むむっ。もっとあちこちさがしてみるる、るるるよ!

ゴゴルン この、よーへい、なんにもかんにも、もてなーい!よ?ゴゴルン、さびしーい、よ?

財布も持ってないの?
でも確かに不滅隊はそこらへんのお店で買い物しなさそう。

ワワルン ……うかかっ!?たれか、やってきたのかな~?

ワワルン ん~~~。

ワワルン この、よーへいにもう、ようはなーいネ!ワワルンたっちー、ひきあげるネ!
ゴゴルン りょかーいなの!おたから、またあとて、さがしてくる?くふふふふふ……。
ババルン りょかい!ワワルンのあにき、うち、またあとてあいにいくるる、るるるよー。

リシュフィー ううっ……
りぃ 大丈夫?

リシュフィー ……う~ん、母さん……まだ眠いよ……。

お母さんっ子!!!

リシュフィー !?

リシュフィー ……き、君は、山猫の……。

目が覚めたようだ。

リシュフィー すまない。気を失っていたみたいだね……。
りぃ 大きな怪我が無さそうで良かったよ。

リシュフィー なんで、この僕が足音はおろか、忍び寄る気配すら察知できなかったのか……。

リシュフィー 気づいたときにはもう、そいつは背後に……。

ゲッショー!

首筋に手刀一撃!

リシュフィー ……やつはいったい、何者だったんだろう?

リシュフィー くそっ、こうしている間にもアフマウさまが……。

リシュフィー ……そういえば、君は何をしにここへ?
りぃ アフマウを探すためにリシュフィーと合流しに来たのよ。

リシュフィー ……なるほど。宰相さまの命か。
りぃ うん。

リシュフィー だが、残念だけどもう、アフマウさまはここにはおられないよ。
りぃ あら。そうなの?

リシュフィー 我々の読みどおり、この辺りには、アフマウさまとメネジンさんの新しい足跡がそこここにあった。ここに立ち寄られたのは確かだったんだ……。けど、アヴゼンさんの手がかりがみつからなかったんだろうね。

リシュフィー ……なぜかって?あきらめて、洞の外へトボトボと向かった足跡を見つけたとこだったのさ……。
りぃ なるほど。

リシュフィー そしたら、このザマだよ……。

まぁ、気配を消す技にかけては忍びの右に出るものはいないだろうし、仕方ないよ。

リシュフィー でも、だいじょうぶ。行き先の心当たりはある。
りぃ えっ、どこ?

リシュフィー 「ワラーラ寺院」だ。
りぃ 寺院に?

リシュフィー 間違いない……。きっと、あそこにおられる。

そんなに確信があるとは。

リシュフィー さぁ、行こう!

リシュフィー うっ!?
りぃ どしたの!?

リシュフィー いけない…………目眩……が……。

リシュフィー ……りぃ。すまないが、先に、急ぎ皇都に戻ってアフマウさまを確保してくれないか?
りぃ 確保?

連れ帰るんじゃなくて?

リシュフィー 僕は……僕はなんとしても他の隊士より先に、アフマウさまに会わねばならないんだ……。

何か事情があるのね。

リシュフィー 頼む……!
りぃ 分かった。無理しないでゆっくり戻ってきてね。