ブラックカレーって、調理師範のレシピじゃないですか!!
そんなのクエストで要求してくるってどうなのよ!
厳しすぎるっ。
当然競売に出てないし。
釣り餌作成のため途中まで上げている調理スキルを、印可突破して専門職人になるしかないッ!!!
実際前もクエストで必要な食事に困ったし、腹ペコなNPC多いから、他のスキル上げるよりもコックさんになった方がいいのかもしれない。
うおおおお!
うおおおおおおおお!!
ブラックカレーが1個、合成できた!
やったー!!!!!
マトントルティーヤは音楽の森レストランで売ってたから買って、
ハバネロはタブナジア群島特産…獣人支配やんけ!!
うおおおおとせえええええ!!
カムイの爺さんに会わせろだと?今、カムイの爺さんから、誰も取り次ぐなと言われている。次の機会を待つんだな。
これを……スッ
ほう、ずいぶんと気がきいた差し入れを持ってきたな。辛いものに目がないカムイの爺さんがこれを見たら、さぞかし喜ぶことだろう。
辛い物好きだったのか。
そこで待っていろ。カムイの爺さんを呼んできてやる。
りぃ、よくハバネロなんてものが、手に入ったなぁ。さすが生粋の冒険者だ。
そっか、タブナジア特産だからこっちでは珍しいものになってるのか。
オレも一緒に、カムイという人の話を聞かせてもらうぞ。
うん。
お待たせいたした。どうも、貴重なものをお届けいただいたようですな。あれが手に入るとは、あなたはギルガメッシュ様のおっしゃっていたタブナジアがらみの……?
あれ?プロマシアの呪縛でギルガメッシュと何かやったっけ。
アルドから色々聞いてるのかな。
でしたら、私もご協力いたしましょう。タブナジアは私どもの故郷。前の頭だったルガルバンダ様の頃、私どもはタブナジアに居を構えていたのです。
ギルガメッシュの前任がルガルバンダって人だったのね。
ふぅん、タブナジアか。オレたちはカザムの前族長ロマー・ミーゴに話を聞いてきたんだ。
聞かせてほしいのは、光を放つという「箱」についての昔話。あなたなら知っているって言われたんだが?
それは、タブナジア大聖堂の宝となった「洗礼の箱」の話ですな?
あっ、やっぱりあの白い四角?
では、あなたがたも「魔晶石」なる、力ある石を求めて?
魔晶石?いいや、そんなことを聞きに来たんじゃないんだ。
魔晶石…。
白い箱の中身は、魔晶石?
あっ!タブナジアの魔石!?
それなら聖剣と同じくらい厳重に保管されてたのも納得。
オレたちは、北の地にあるという闇のクリスタルを探している。その話を知らないか?
……なるほど、それはおそらくある兵士が北の地にて、あの箱を見つけたときの話ですな。
箱ごと落ちてたの?
…ジラートの遺物か。
あれは、サンドリア王国に龍王ランペールと呼ばれる英傑がいた時代のこと……
北の大陸より、オークの大軍がザルカバードより上陸を試みたことがありました。その決戦の舞台となったのは、ザルカバードの北、ウルガラン山脈。
オークどもの上陸を食い止めるがため、海からはタブナジア海軍が陸からは龍王ランペール率いる王国軍が……あの極寒の地を目指し、オークどもの大軍とそこで激突。血戦を繰り広げたそうなのです。
そんな中、ある兵士がクレバスに落ちてしまいました。出口を求めてさまよい歩いていると、不思議な声が呼んでいるのに気づいたそうです。
声が?
そして、その声の主を探し求めて進むに、その兵士の目前に現れたは、不思議な輝きを放つ凍りついた湖……。
それで、どうなったんだ?
そこで彼は神の声を聞いたということですが、その内容については、よくわかりません。
闇の召喚獣?
いや、大いなるものではなく、神?
ただその兵士は、その地からとても不思議な「箱」を持ち帰り、その箱はタブナジア大聖堂の聖遺物とされたのです。
なるほど。ザルカバードの北。ウルガラン山脈にある氷湖、か……。
ロマー・ミーゴが闇の閨で眠れる神は箱の光でもう一度眠ったって言ってたけど、この時なのかな。
もっと前の出来事で、この時は夢うつつで喋ってたのかな。
そういえば、30年ほど昔に、この話を聞いたミスラがいましたが見つけることはできなかったようですな。その湖を探すため、合同調査隊に参加したと聞きましたが……。
!?ヨー・ラブンタは、氷湖を探していた!?
ヨー・ラブンタ、魔晶石持って帰って来てたけど…その兵士が箱を見つけたのとは別の場所だった?
ええ。しかし、そのヨー・ラブンタというミスラは北の地にて悪しき者となってしまったとか。その故郷カザムは同族同志の争いに発展し、ずいぶんと血が流されたと聞いております。
光の弓だねぇ。
詳細は狩人AFクエで。
その事件の後、族長となったロマー・ミーゴという方は、これまたここノーグとはやりあいましたが今思えば、仕方ないことですかな。
いやこれは、違う話になりましたかな?
いいや。とても有力な手がかりになったよ。ありがとう。
その違う話も気になるけどね。
今の話だと、ヨー・ラブンタは自らの意思で、合同調査隊に参加したようだな。
まさか闇のクリスタルを探しに行ってたとは。
そのことをロマー・ミーゴは知らなかったのか?
うーん…。
トップシークレットになってて、当時族長じゃなかったから聞いてなかったのかな。
……しかし、ウルガラン山脈、か。軽い気持ちで行けるような場所ではないな。
崖滑りに失敗しまくった前世の思い出しかない。
北の地にいる鼻の院の冒険者たちの力を借りなければ!りぃ、ボスディン氷河にある塔で落ち合おう。じゃあな!
うん。わかった。