りぃ!何故、ここに?あなたまで来ることはないでしょう。
乗り掛かった舟だよー。
ここは、恐ろしい地。1人では、隠れて進むのがやっとの場所よ。
本来ならば、近づいてはならないとされた、この呪われた地に人がいるなんて信じられないけれど…。
こんなところで暮らしてるなんて、ねぇ。
ただ、私はここで、これを見つけたわ。この地のモンスターから手に入れたの。
隠れて進むのがやっとって言ってたのに、モンスター倒しとるやんけ!!
強すぎる!
折れた矢だけれども、このように怪しく光る矢は、ウィンダスでも他の国でも見たことがないわ。
ほほう。
これは、光の弓から放たれた矢なのかもしれない…。だとすれば、この地に光の弓も…。
シウ・ベフラティが光の弓を使ってる?
どちらにしても、ズヴァール城の近くまでは行ってみるつもりよ。あなたも気をつけてね、りぃ。
えっ、一緒に行こうよー!!
えーっと、まずはズヴァール城近くの北の道窟。
えっ、虎!?
えっ、誰!!?
わあー!?
あ、あの人が虎を倒して…
くれてないんかい!!何だったの!?うおおおお!!!
くっ、次は南の洞窟だよ。
りぃ、その洞窟に気になることでも?
あ、セミ・ラフィーナ。
こんなところに人がいるとは思えないけれど、少し気になるわね。この中から何かの気配がするような…。
奥は快適空間に作り変えてるのかなぁ。
洞窟のまま20年も住むの辛すぎるからきっとそうよね。
…!
ん?
誰だ!?
(…この矢、蒼穹の矢…。)
ぎいやああああ!!なんじゃこりゃー!!!
(あなたは、ペリィ・ヴァシャイ様の使い?)
私は、ウィンダスの守護戦士セミ・ラフィーナ!その声は、同族か!?悪しき者でないならば、その姿を見せよ!
…。セミ・ラフィーナ…。
…!?…あなたは、まさか…!?
ええ。火の部族ネヴ・ベフラティの娘。シウ・ベフラティよ。
ほああああ!
本当にいた!
その恰好は、さっきの虎の時に弓放ってた人だねっ。