セミ・ラフィーナを見つけることができたようだな…。
うん。ピアス渡したよ。
…ん、ちょっと待て…。この気配は…
…ペリィ・ヴァシャイ族長。お取り込み中、失礼します。
あら。
…罪狩りのミスラどのか。
罪人の娘のことならば、今、その死が確かめられる者を探さんと、方々手を尽くしているところだ。
いいえ、方々手を尽くし、過去を砂へと帰しても、それは無駄なことです。砂は風に乗り、風は匂いを運ぶ。獲物の匂いを。
ハンターだなぁ。
もう一度言う。あたしには、それをする意味がない。弓持つ者は、理に逆らわん。
しかし、「光の弓」自体が失われたままでは納得いきません。
はっきり言いましょう。私は、あなたと罪人の間で取り引きがあったのではないかと考えているのですよ、ペリィ・ヴァシャイ。
あの頃、あなたの娘も同じくらいの年だった。罪人の娘にも情けをかけたのではないですか?
…。
は、はわわ…。
バッチバチだぁ。
お分かりでしょうが、私は罪を狩るまで、この地に留まります。辺境の者たちに、罪を隠すことの恐ろしさを説きながら…。
ひぇぇ。
スカリーMの予想は当たってるのかなぁ?どうなんだろう。
ペリィ・ヴァシャイ族長!
あ、セミ・ラフィーナ。
今すれ違ったあのミスラ…、本国から来た、罪狩りのミスラだわね。
そうだ。だが、逆らうことはない。彼女は、正義を行いに来たのだ。彼女は我らと同じく、自然の王に仕える者。
その前に、はっきり答えて欲しい。ウィンダスの平和を預かる者として尋ねるわ。罪人の娘は、ほんとうに死んだの?
…信じられぬか?そうか、おまえが疑われたか?
ええ、ジャグナーの森まで彼女は来た。罪人には、私たちにはわからない決して消えない匂いがついているそうよ。
でも、私がその娘ではなかった。ピアスをくれたのは、私の身を心配してのこと?それならば、心配のしすぎだったようね。
…。
それと、いい機会だから言っておくけれども、あなたが裁かれても私はウィンダスの族長になるつもりはない。
ついででそんな大変なこと宣言しちゃったぁ!!
確か、ずっと拒んではきてたのよね。
はっきり面と向かっていったのはこれが最初なのかしら。
ただ、もちろん、あの本国から来たミスラに協力する気もないわ。過去なぞに興味はない。私は今、未来のために働いているのだから。
かっこいいぜ…。
セミ・ラフィーナも帰って行った…。
ペリィ・ヴァシャイは嘘はつかずともすべては話さない感じよね。
りぃ、辛いところを見せた。ミスラとて、時には争うこともある。
うん。気にしてないよ。
この争いを止めるためにおまえの力が必要な時が来るかもしれぬ。あたしに力を貸してくれると約束して欲しい…。
わかった。
さぁ、これを誓いの証としよう。風が切り拓く道、それがおまえの前に常に続くことを願って…。
ありがとっ。
スナイプボウを手にいれた!