きたか。狩りを許された者よ。おまえの無事とその再来を、風に感謝しよう。
ありがとうございます。

そして、おまえに頼みがある。冒険者とは、鳥のごとく風に乗り、各地をあまねく旅するものだと聞く。

なんだろう？

急ぎ、ウィンダスの守護戦士セミ・ラフィーナに会ってもらいたい。そしてこれを渡すのだ。したらば必ず、ここへ来るはず。
セミ・ラフィーナに？

また遠出してるのかしら。

聞けば、セミ・ラフィーナは今、西の大陸にあるラングモント峠という場所で調査をしているとのこと…。

遠かった。

時は、あまり無い。…おまえに風の祝福を。
はーい。行ってきます。

だいじなもの:族長の双子石のピアスを手にいれた！

ペリィ・ヴァシャイのピアス？
こりゃまた大層なものなのでは。

早く渡そ。

なに？ウィンダスの守護戦士を探している？
うん。白い服着て緑の弓背負ってるの。見てない？

…ああ、あの戦士ならば私が目撃した、「黒く怪しい影」の調査に、わざわざウィンダスから出向いてきたぞ。
黒く怪しい影？

このラングモント峠の奥に小さな泉がある。これはずいぶんと前の話だが、私はそこで怪しい影を見たのだ。そう、満月の夜の明け方だった。

最初は、スライムの一種かと思った。しかしそれにしては一回り大きく、よく見ると、衣をまとっているようだった…。

えっ！？あれは…！！

モンスターではないと感じた私は、その影に近寄った…。すると、その影は振り向いたが…。

その恐ろしい姿！それは人とは思えぬものだったのだ…。私は剣を抜いたが、得体の知れない力で剣は弾き飛ばされてしまった。

黒き使者！！

ウィンダスミッションの超重要人物！

ということは、今の時系列はウィンダスミッション後半の頃。ってこと？

…まさかまたあの人が黒き使者の姿でうろうろしてるって可能性も？

しかし、私とて騎士の名を抱く者。

私は、素早く起き上がり、短剣を抜いて、ヤツの衣を引き裂いた。するとヤツの身体からは血ではなく、「光」がこぼれたではないか！
光が？

…あれは、新しいモンスターなのだろうか。それとも、いまだ明かされてはない獣人なのだろうか。

うーん、何と言っていいのやら。

…その後、朝になると共に、その影は消え…。私は隊長に報告したが、この話は取り合ってはもらえなかった。

しかし、ウィンダスの守護戦士はどこからかその話を聞きつけ、ここへ来てくれた。

どうやって聞きつけたの！？
隊長に報告してるところを見た人から噂がひろがったのかな。

そのミスラは、私が見たもののことを「黒き使者」と呼んでいたぞ。そして、私がヤツを切り裂いた時にこぼれた輝ける砂を泉の周辺で探したが、見つからなかったそうだ。

セミ・ラフィーナがわざわざ出向くレベルの出来事だわね。

今更ながら私が考えるに、あの時こぼれた輝ける砂は、モンスターが持っているのではないだろうか。
なるほど。

頼む、この奥にある小さな泉の周辺を探してみてくれ。
うん。わかった。

ウェポン3匹目で取れた。
よかった。

りぃは、輝ける砂を手にいれた！

取ってきたよ。
そうだ、これだ。いまだに、まがまがしさが残っている…。あの時、私はこれが謎を解くために必要になるとわかっていながらも、手にすることができなかったのだ。

得体のしれないものから出てきたよく分からないものって、あんまり触りたくはないよね。

お願いだ、君に頼みたい。これをあのミスラに手渡してくれ。彼女は、次にジャグナーの森へ向かうと言っていた。
うん。わかった。

ジャグナーの森の湖付近に、黒き使者を見た商人がいるということだ。その商人を探せば、そこに彼女もいるだろう。

泉付近の商人…あぁ、あの闇商人(予想)か。
了解。

だいじなもの:ペルシオンからの封筒を手にいれた！