時の輪の交わる処

白タルの散歩道

この人が、おばけからもらった指輪鑑定してくれるんだって。

イマスケ なになに、鑑定してほしいものがあると?まったく、最近はオークションが大はやりだからって、誰もが「お宝」だの言いはじめおって、こっちとしてはいい迷惑じゃ!

なんだろう、骨董商とかやってるのかな。
あ、そういえばこの人、アンチーク・コレクターだったね。

イマスケ 大体な、骨董っちゅうもんには人の魂が宿っとるんだ。金目当てで手を出そうもんなら、そういった眠りについた魂を起こしてしまうこともあるんじゃ!
りぃ ひぇ。

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イマスケ その覚悟を持った上で、お前さんの持ってきた骨董品を鑑定してほしいっちゅうんだな?

お金目当てじゃないし、大丈夫よね。

りぃ うん。お願いします。
イマスケ うむ、そこまで言うならいいじゃろ。ほれ、ちょっと見せてみろ。

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イマスケ ほうほう、こりゃまた古い指輪だな。とにかく保存状態がよくないのぉ。どれどれ、なにやら字が書いてあるようじゃが。

大罪人の指輪だからなぁ。
よく没収されなかったよね。

イマスケ う~ん、汚れていてとても読めんの。こりゃ、彫金ギルドに持っていってもどうにもならんな。そうさな、千年雪に埋めておくといいじゃろ。
りぃ 雪に埋めるの?

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イマスケ ザルカバードの洞窟の奥には大昔の、けがれのない雪が降りつもっておる。それが千年雪じゃ。そこに埋めて汚れを取ったらまた来るがいい。鑑定の道はキビしいのじゃ。

彫金ギルドの職人が磨いても綺麗にならないのに、雪に埋めれば綺麗になるの?
どんな不思議な力よ!!

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そーれ、ズボッと。

埋めた星の指輪がきれいになった!
なにか字が書いてあるが知らない文字だ。

よしっ。
大昔の雪はすごいんだな!

あっ、もしかしてメルト・ブローの影響とかあったりする?
そこまで設定作ってるかな?

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りぃ 綺麗にしてきたよ。
イマスケ ほうほう、これはきれいになった!ウム、これは上物じゃ。はて、なにやら文字が書いてあるな…?

りぃ なんて書いてあるの?
イマスケ …あんた、これはきっと古いサンドリア文字じゃて。結構古いものらしいが、はて、何と書いてあるかまではワシには分からんよ。

りぃ 読める人いるかな。
イマスケ そうじゃな、ドラギーユ城の年寄りにでも聞けば知っとるかもしらん。持っていってみてはどうじゃろう。

お城の年寄り…庭師の人かな。

イマスケ 価値が分かったほうが値段もつけやすいからな。フォフォフォ。
りぃ ありがと。

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庭師 指輪を見てほしい…?なに、古代サンドリア文字だと。よかろう…。
りぃ ありがと。

庭師 お前さん、これを一体どこで見つけた?
りぃ 古墳だよ。

庭師 …ほう、エルディーム古墳で。そうか、やはりあの話は本当だったのか。

心当たりが?

庭師 お前さんはわざわざこれを持ってきたのだから、話をしてもいいだろう。くれぐれも内密にな。
りぃ うん。

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庭師 かつて、このサンドリアに滞在した吟遊詩人がおった。その歌声に鳥たちもさえずりをやめるといわれたほどの美声だったそうじゃ。

あっ、あのおばけだ!

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庭師 国王はこの吟遊詩人をたいそう気に入り、その滞在を1日でも延ばそうとなされたという。

えっ、デスティン王?

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クレーディ王女!?
いや、お母さんのローテ王妃ってこと?

庭師 ところが…。国王の妻である王妃がその吟遊詩人と恋仲になられてしまった。
りぃ えっ!

ローテ王妃に不倫の話とか無かったと思うから、そっくりなご先祖様ってことだな!?
そうだ、ローテ王妃の顔は ローテ王妃 これだったね。

庭師 元々王妃は御家の事情でこのサンドリアに嫁がれた方。国王と歳も離れておったということじゃ。

クレーディ王女と同じ見た目ってことはおそらく20歳前後なのに、おじいさんと結婚させられたってことか。
この王妃を責めるのはちょっと酷な気がするね…。

庭師 それでも王妃の不倫なぞあってはならぬこと。

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庭師 2人は人目を忍んで、逢瀬を繰り返した。

すぐ見つかりそうな場所だけど大丈夫ですかッ。

庭師 王妃と吟遊詩人は密かに対になった指輪を作り、来世で結ばれることを誓った。

精一杯の、できることだったのか…。
入れた文字を簡単に読まれないようにするために、古代サンドリア文字を使ったのね。

庭師 が、それもつかの間…。

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庭師 国王の耳にもその話が入ってしまった。国王は王妃の不貞と自分が目をかけた吟遊詩人の裏切りにたいそうお怒りになり、その吟遊詩人を毒殺したそうじゃ。

あら…。
だから大罪人か。

庭師 王妃はそれでもその吟遊詩人を忘れることはなかったのじゃろう。

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庭師 彼の魂を弔うために、極秘に私の先祖に命じて埋葬品を作らせたそうじゃ。その亡骸にその装備品を着せ、エルディーム古墳の棺に入れた。それは贅沢な品だったそうじゃが、墓荒らしに遭い散逸して、今ではどこにあるのやら…。

AFは生きてるときから着てるから、別の装備よね。
何だったんだろう。

庭師 それからしばらくして国王がお亡くなりになってしまわれた。
りぃ えっ。

病気だったのか、老衰だったのか。

と思ったけど、そうじゃないみたい。
詳細は用語辞典で。→ 刑王グランテュール

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庭師 王妃は王家から籍を抜かれ修道院に入り、そこでひっそりと一生を終えられたということじゃ…。

白いローブの方が王妃かしら。

王家が途絶えてないってことは、子どもがいておいて行ったのかな。
あ、結婚した時は20歳前後だったけど、吟遊詩人と恋仲になった時はもう時が過ぎて子供が成人してた可能性も?

庭師 わしの家は代々王妃にお仕えしてきたのじゃが、親から子へと密かにある指輪が伝えられてきた…。それが、王妃の残した指輪なのじゃ。

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庭師 そしてお前さんが持ってきたその指輪は、王妃が愛した吟遊詩人のものにほかならぬ。

盗掘されたのによく指輪が残ってたなぁ。
これだけは吟遊詩人のおばけが死守したのかしら。

庭師 その指輪とこの指輪は、一緒にしておくべきじゃろう。もしよければ、これらをかつての修道院である修洞窟の祭壇に納めてきてはくれんか?あそこに眠ってらっしゃる王妃もさぞお喜びになることだろう…。
りぃ わかった。

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庭師 亡き王妃の想いはそれで成就されよう。それが正しいことかどうかはわしには分からぬ。ただ、それが王妃の望んだことなのは確か…。たとえ王家に仕える者の判断として間違っているとしても、わしはそれをかなえるべきだと思う。…いや、かなえたい。
りぃ 時効だろうし、やっちゃっていいと思うよ。

庭師 では、その指輪とこれを持って修洞窟の祭壇へ行ってくれ。貴公を信用してのことじゃ。よろしくお願いしますぞ。
りぃ うん。

だいじなもの:月の指輪を手にいれた!

星の指輪と、月の指輪かぁ。

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どちら様ですかッ!

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お引き取り願ったので、指輪を2つ置いて、と。

なむなむ。

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あっ、王妃様。

喜んでくれた…のかな。

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りぃ 納めてきたよ。
庭師 ご苦労じゃった。王妃に代わってお礼を申し上げる。指輪をいただいたのじゃから、ちゃんとしたお礼をせねばならんのじゃが…。

何か貰えるの?やったぁ!

庭師 王妃が作らせた装備品の1つを保管しておったが、それを受け取ってくれんか。指輪に釣り合わんかもしらんが、一介の庭師ができるのはこれぐらいじゃて。
りぃ ありがとっ。

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庭師 はて…?

ん?

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庭師 おぉ、あれは…。

透けてる…から、クレーディ王女じゃなくて王妃様だね!?

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あっ、詩人もいる!

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こっち見てるね。
お礼言ってるのかな。

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庭師 これで、これでよかった。王妃様はきっと喜んでおられるだろう…。
りぃ よかったねぇ。

成仏する前に、2人でいろんな所に行って楽しめたらいいね。

コラルジュストコルを手にいれた!

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ぱっかーん。

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タル詩人完成!

キノコー!

AF武器、楽器じゃなくて短剣なのね。
しかもペーパーナイフ。

斬れなさそう…。

まぁ、ペーパーナイフよりも、

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モンスターシグナの方がしっくりくるぜ~。