…………。
見事なオートマトンに育てあげたものだな……。おそらくは数多のモンスターと戦い、経験を積んできたのだろう。
……じゃが、これより多くの力を求むることは罷りならん。からくり士としての領分を弁えよ。徒に力を求めれば、いつかそれは自身にとっての脅威となり、大切な者をも傷つけることとなる。
それでもなお、力を必要とするのなら、偉大な絡繰士の証を携え、もう1度ワシのところを訪れよ。その力、御せるかどうかワシ自らが判断しよう。
既に用意済みである。
持ってきたよ。
準備ができたようじゃな。これより向かうはトロールの断罪の場、「ナバゴ処刑場」じゃ。そこでワシと戦ってもらう。向こうに着いたら、その偉大な絡繰士の証を使ってバトルフィールドに入るがいい。
さあ、覚悟を決めることじゃな。では、行くぞ。
ワープしてくれるの助かる!
おまたせー。
……ワシは以前、もう1体のオートマトンを持っておった。じゃが、死者の軍団との戦の際に、不覚にもそのオートマトンはラミアに操られてしまい、味方に甚大な被害を及ぼすこととなった。
AFクエの時10秒後に爆発させたアレね。
からくり士たるもの、いかなる時においても、自らのオートマトンを御せるようでなければならん。
いざという時、自らのオートマトンを破壊するだけの力と覚悟があるか、見せてみるがいい!
今回もフェイスと共に。
……この力、ただモンスターを倒して得ただけの力ではないようだな。何者にも断たれぬ絆、そこから生まれる力を感じる……。
フェイスという魔法の力です。
ワシはあの時、自らのオートマトンを破壊するしか道がなかった。
じゃが、もしワシに、あのオートマトンを繋ぎ止める力があったのなら……。
おっと、すまんな。年をとると、つい昔の思い出に浸ってしまう。
うむ、よろしい。当初の目的と違うが、合格じゃ。後は自分の好きな道を歩むがよい。
あら、実装時の想定のクリアの仕方したらセリフ変わったのかしら。
どのような道を歩もうとも、きっとそのオートマトンが支えてくれることじゃろう。
からくり士のクエスト、終わり!