誓いの剣 其の参

白タルの散歩道

この池らしいけど…。

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あっ、いた!

…こうして見ると草でっかいな!?

アイルベーシュ あれ、ビルバートさん、どこへ行ったの?

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アイルベーシュ あ、こんなところにいたの、ビルバートさん。突然いなくなっちゃうんだもん。…ビルバートさん!?

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りぃ わあああ!偶然だねぇ!2人もここに釣りに来たのかなー!!?
ビルバート それ以上、こっちに来るな!この子が2つに分かれるのを見たくはないだろう?

やっぱりばれてたなっ。

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アイルベーシュ ビルバートさん、何を言ってるの?
ビルバート フッ、子供は知らなくていい大人の事情があってね…。

もう隠してないな。
こうなると何をするか分からない…。

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げっ!
オーク呼んでる!

ビルバート さぁ、その手紙をこちらに渡してもらおうか。そうすれば子供は助けてやろう。

この位置じゃ助けようもないから従うしかない…。

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ビルバート フッ、利口だな。あいつが弱気になって、すべてを話すと言いはじめたもんだから、いろいろと面倒だったよ。こんなものが残っていたとはね。死んでからも手を焼かせるよ…。
アイルベーシュ えっ、じゃあその手紙に書いてあることは?

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ビルバート 残念ながらすべて本当さ。どうせ、今日・明日にでもサンドリアが滅びかねないなんていうようなでかい情報じゃないしな。ちょっとした小遣い稼ぎのつもりさ。
アイルベーシュ そ、そんな…。信じられないよ…。

ビルバート 信じてもらわなくて結構。どうせ君にも眠ってもらうことになるんだ。もう少し遊びたかったよ、アイルベーシュ。君は隊長の息子だからいろいろと話が聞けたしね。

だから仲良くしてたのか。

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りぃ 子供は助けるって言ったでしょう。
ビルバート おっと…。約束が違うって?フッ、君も案外甘いな。

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アイルベーシュ ウゥッ。
りぃ アイルベーシュ!!

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ん?

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!!!

エグゾロッシュ なるほど…。そういうことだったのか。

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アイルベーシュ お父さん!
ビルバート あなたが気づいてしまったのは予想外だった…。あなたにはずっとボンクラのままでいてもらった方がこちらにとっては都合がよかったんだが。

知らせておいてよかった!!

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エグゾロッシュ 誇りをなくした騎士に剣を握る資格はない。今なら禁固刑ですむだろう、罪を償う気がお前にあるのならば。
ビルバート フン、僕にその気がなければどうするっていうんだ?あんたの腕で僕が斬れるのか、隊長?そんななまくらで、僕のこの鎧が斬れるとでも?

確かに親父のよりもビルバートの装備の方が遥かに立派に見える…。

エグゾロッシュ う…!

怯むんかい!!

お前にはこの剣で十分だとかかっこよく決めてよ!

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アイルベーシュ お父さん、これ!
エグゾロッシュ これは…!

アイルベーシュ うん、お父さんの、昔の剣だよ。

オルデール砥石で頑張って磨いたあの剣?
釣りしに来たのにこんなところまで持ってきたんかい!!

明らかに邪魔ダロウ!

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アイルベーシュ お父さんは、お前みたいな悪者なんかに負けるもんか、絶対!
ビルバート ハハハ!こいつはいい。チビ、戦いっていうのはな、より強い武器を身につけた、より腕の立つ方が勝つんだよ、必ずな。

アイルベーシュ ちがう!
ビルバート ちがう?じゃあ、どんな人間が勝つというんだ?

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アイルベーシュ 正しい者が勝つんだ!
エグゾロッシュ ……。

アイルベーシュ、君がこの中で一番立派なナイトだよ。

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ビルバート ククク…、ハハハハ!なるほど、な。じゃあ、今から証明してやるから、その目でしっかり確かめろ。誰が正しくて、誰が悪者なのか、な。
エグゾロッシュ さがっていなさい、アイルベーシュ。

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一騎打ち…!

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ビルバート これで終わったと思うな。すでに計画は完了…して…、いる。

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計画が完了…?
何の…?

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アイルベーシュ お父さん…!!
エグゾロッシュ さぁ、帰ろう。もうこんな危険なところに絶対に1人で来るんじゃないぞ。

ひとりで来たわけじゃなくて、その時までいい人演じてたビルバートと来たんだよぉ。
株は上がったけど、まだちょっとずれてるぞ。親父。

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エグゾロッシュ すまない、うちの部隊の不祥事に君まで巻き込んでしまった。このことはすべてトリオン様に報告せねばな…。
りぃ いや、アイルベーシュが無事でよかったよ。本当に…。

しかし、エグゾロッシュ、本当は本当に強かったのね。