ここがシュザルローの家だって。
何しに来た?息子のことで聞きたいことがあるだと?悪いが帰ってくれ!
もう散々色々聞かれて嫌になってるパターンっぽい!
わしは知ってるんだぞ、丁度あいつが姿を消す前、騎士団の中でなんらかの事件がおこり、その件で息子が疑われてたことぐらいは、な!
えっ、それだけ!?
次どこに行けば。
南サンドリアにある酒場にいるナジャ(Najjar) (K-6)
ねぇねぇ、あなた誰かが絵のモデルを探してるって話、聞かない?ちょっとお金がなくなっちゃったんで、またバイトやりたいんだけど…。
アンジェリカなら知ってるけど…。
モデルは探してなかったっけ?
前はシュザルローがよくあたしの絵を描いてくれたもんだわ…。彼はすごい才能の持ち主だった。この酒場にかかってる絵も彼の筆によるものだわ。
シュザルロー、騎士団員なのに絵が特別うまかったんだ?
それでも、よくスランプになってミックの絵筆さえあれば…、って唸ってたわ。父親のヴェマルポーさんも探してたみたいだけど、もちろん見つかりっこないわ。
ミック?
え、ミックって誰かって知らないの?じゃあヒナリー未亡人のお屋敷に行ってごらん。百聞は一見にしかず、とはまさにこのことよ。
未亡人の…あの一番奥のお屋敷だね。
わたくしは、ヒナリー未亡人に依頼されてこの屋敷の美術品を鑑定しているものですが、亡きご主人はたいそうお目が高かったようですな。素晴らしい品ばかりです。
へぇ。
美術品は全部、すごい!ってくらいしか分かんないや。
とくにいいのが、階段の中央に飾られた画家ミックによる肖像画。どうです、感動しません?ミックはランペール王お抱えの宮廷画家でした。残念ながら現存する絵は少ないのですがね…。
あの絵かぁ。なるほど。
ミックはランペール王の時代の人なのね。
そこまで昔じゃないのか。
ミックに関して1番の謎はミックの絵筆と呼ばれる、彼が愛用していたという筆です。その筆は、画家が怒れる時には獰猛に、悲しむ時には繊細にその筆先を変えると言われています。
本当に魔法の筆なのか、ミックの画力が凄すぎてそう言われたのか。
どんな画家でも、また絵を志すものでもミックの絵筆は憧れでしょうな。ズヴァール城に隠されているという噂もありますが、私には信じられませんな。
なんでそんなところに隠すし!?
愛用の筆なら一緒に棺桶に入れてもらうとかすればよかったのに。
…実は呪いの筆だから隠したとか?
ランペール王の時代ってことは、まだ闇の王がいないし獣人拠点になってなかったはず。
ズヴァール城はもともと古代の遺跡らしいから、それと何か関連が?
もしかしたら、ウガレピ寺院の魂の絵筆みたいなやつなのかな。
しかし、ズヴァール城のどこにあるのか…?
「ミックの絵筆」はズヴァール城の Treasure Coffer から入手可能
宝箱かい!
しかもコッファー!
それパッカーン!
んで、どうすれば。
南サンドリアに戻りヴェマルポーに話す
…!これをわしにくれるってのかい?シュザルローが欲しがってた筆だ…。あんた、何で知ってるんだ?
モデルのお姉さんが教えてくれた。
息子は本当は絵描きになりたかったんだ。だけどわしの妻は病気で床に伏しがちで、余裕がなくて…。あいつは自ら騎士になる、って言ったんだ。
画家で稼ぐのは難しいだろうね…。
わしにはやめてくれ、とはとても言えなんだ。心ではそう思ってても、な。あの子はわしらの誇りだったんだ。あんな素晴らしい子がどうしてこんな目に遭うんだ!?
世の無常よね…。
行方不明になってもう1年にもなるが、まだ死んだと決まったわけじゃない。2階の息子の部屋はずっとそのままにしてある…。見たければ勝手に見るがいい。
机の上にあるものが調べられる。
書きかけの手紙だ。
特別なことは何も書かれていないようだ。
よく見ると、この家に飾ってある絵は
全部同じ人が描いたもののようだ。
羽根ペンがインク瓶に挿してある。
インク瓶は空っぽだ。
ん、額縁の裏?
何も書かれていない手紙がある。
だいじなもの:不思議な紙を手にいれた!
何も書かれていないのに額縁の裏に隠されてた?
絶対あやしい。
ヴェマルポー何か知ってるかな。
そういえば息子は時々隊長から来たという手紙を読んでいたが、ちょっとのぞくと何も書かれてなかった。あれは実に不思議だった…。
隊長が何か知ってるんだね。