守るべき何か 其の壱

白タルの散歩道

アヤメ オグビィ様!わざわざお越し頂かずとも、こちらから伺いましたものを…。
オグビィ いや、奴が復活したとなれば、いてもたってもいられぬわ…。

奴が復活?

アヤメ 新しい世代のヤグードから現れたと思うのですが…闇の血族の勢力拡大も影響しているのかもしれません。

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アヤメ 現在のミスリル銃士は戦士と侍、後は行方不明の暗黒騎士ザイド殿のみ。力を持ったモンクはおりません。
オグビィ サンドリアも同様の状況だろう。修道院も今は女性信者も多く、モンクの拳は決して主流とは言えぬ。ウィンダスに至っては武道に対し否定する向きもある。

世界的モンク不足?

アヤメ 実は、つてを頼り、ノーグにまで打診してみたのですが、やはり協力的な答えは得られず…。
オグビィ かつて彼の地を踏んだおぬしでも協力してもらえぬのなら、わしも同じことだろう。

アヤメはノーグで侍の修行したんだよね。

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オグビィ ノーグも、現在はサンドリアの武道と融合したモンクの技など興味を抱いておらん。もっぱら、侍や忍の技の追求に力を入れておる。

そうなんだ。

オグビィ ダルザックも今は依頼を受けて旅に出ているようだ。他に良い人材は…。

ダルザックまた出かけてるの?
忙しすぎでしょう!

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オグビィ おるではないか!ここに!
りぃ え”!?

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オグビィ おぬしならきっとできるはずだ。頼まれてくれぬか。
りぃ な、何を!?

アヤメ オグビィ様、それでは何のことやらわからないでしょう。

その通りだよ!

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アヤメ 実は、30年以上も前のこと…強大な力を持つヤグードがおりました。

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コーネリア 御師匠!もう私も力をつけました!行かせてください!
オグビィ だめだ!まだ早い!たしかにおぬしの力はかのヤグードを呼び出すには十分だろう。しかし、倒すまでには…。

コーネリア 私が力を求めたのは…。奴を倒すためだけです。銃士であった兄の仇を取るため…。

力が必要って言ってたのは仇を取るためだったのね。

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オグビィ わしが知らんと思うたか!おぬしの兄はすぐれた格闘家であった。わしの耳に届かぬはずがなかろう…。

お兄さんはモンク…というより拳法使いでミスリル銃士隊だったのね。

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オグビィ だからおぬしの拳はくもっておるのだ!復讐にとりつかれた拳など…。

コーネリア 御師匠様…。長い間お世話になりました。私の拳がくもっているのならば…。

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コーネリア 自らの拳で、そのくもりを晴らしてみせましょう。

決意の瞳。

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オグビィ コーネリア…。

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オグビィ 結局コーネリアは、そのヤグードを倒した…。それによってその拳のくもりが晴れたかどうかは…。

倒したの?すごい!

アヤメ そのヤグードが再び、オズトロヤ城に現れたというのです。強大な力を持った別種族のモンクに必ず興味を示し、現れるのは以前と同じです。

倒したのに!?

あ、さっきアヤメが「新しい世代のヤグードから現れた」って言ってたよね。
つまり別の若いヤグードが襲名した感じ?

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アヤメ オズトロヤ城奥のあるポイントにヤグードドリンクを持っていき、それを置いてみてください。あなたの力なら、きっと奴を呼び出すことができるでしょう。
りぃ 飲み物につられて出てくるんかーい!

アヤメ 奴を倒した証拠としてフー・サルモの羽根を持ってきて頂ければ報酬をお渡しいたしましょう。
オグビィ 情けない話だが…。わしも老いた。よろしく頼むぞ。

りぃ うん。わかった。

オズトロヤ城かー。
めいどい所だぎゃー。