ここでまた旧市街地だって。
めんどい!!
Brakobrikに古代ボムの灰を1個トレードし、「いただかない」を選ぶ
ワァッ?ダヤーワントォトサンスィ?ダーナトォエンブラスィト。ダサギブゥティズナッベィジャー ティズベリーヴァラブゥヲンヌムゥバルポロォス。
いただかないよ。
……。オマエ、気づゥたのか?
人間語喋れたの!?
るゥない ジャークッ!オゥレ、宝、やァる。オマエ、ゆるす。そゥれ、チョーなクールな宝ものゥ。
超クール!?ありがとう。
だいじなもの:年代ものの認識票を手にいれた!
貰ってきたよ。
年代ものの認識票ですか?どれどれ……これは、バストゥークの鉱山で働いている人たちが身につけるもの……。
ずいぶんと古いもののようですが、モブリンたちがどこかで拾ったものなのでしょうかー。
あー、グスゲン鉱山と繋がった時に拾ったのかな。
なるほど。少々、お待ちください。私のこの青い頭脳に、あるひとつの仮説が浮かび上がりましたー。
青い頭脳ってなんぞや。
あなたが持ってきてくださったこの認識票には、名前が書かれていますー。その人に尋ねれば、私の仮説が正しいか間違っているか、オシイところまで行っていたかがはっきりするでしょうー。
確かに手がかりはそれくらいしか。
うーん、パ……パヴ……ヴケー?
吐きそうかよ!
……よ、読めますよー。もちろん読めますともー。パッ……ヴ……ヴケー?
鉱山区のパウゲさんね。
うん、わかった…。
なんだって?私の古い認識票を見つけたと?
うん。
……ハァ、ハァ……。ちょっと、冒険者の人ー。私を無視して置いていくとはなにごとですかー。この認識票をパヴヴケさんに見せなければ、意味がありませんよー。
私が持ってなかった。
パッヴケさん、これを見てくださいー!
私は、パヴケだ。それよりも、その認識票はどこで……?
パウゲかと思ってたら、パヴケだった…!
そうです、そうですー。パヴゲさんでしたね?これはですね、北グスタベルグに現れたモブリンたちの住みかからですー。
モブリンの移動都市国家ムバルポロス。……またも現れたか。
またも。とな。
むばるぽろすー?
それは、地底を掘り進みながら移動しているもの。およそ100年前、鉱山を掘り進んでいた私たちは同じく掘り進んできた彼らの都市にぶつかってしまったことがあるのだ。
なんですってー!?そんな重要な情報、誰も教えてくれませんでしたよー!
当時のバストゥークは、南洋に出没していたミスラの海賊を滅ぼさんがために戦っていたからな。
ヒュームのお偉方は、ムバルポロスとの戦いについては、あまり知らないはずだ。
100年前というと、エルシモ海戦ですね。バストゥークとタブナジアが、我らがウィンダスにイチャモンをつけた……。
ちょっと言葉選んだ方が。
……と、パブゲさん。今、あなたは「ムバルポロスとの戦い」と言いましたねー?もしかして、ムバルポロスのモブリンたちは、戦いを仕掛けてきたのですかー?
うむ。彼らは、グスゲン鉱山より街に下り、人をさらい、書物を奪った。
なんと。
しかし始めは、人を襲うようなことはなかった。さらわれた人も、無事に戻されていた。
なんと。
そこで、あるガルカが、モブリンの言葉を覚えて話し合いをしようと言い出したのだが……話し合いは失敗し、モブリンたちは人を襲うようになってしまったのだ。
なんとまぁー!
ったい、どういう話し合いをしたのですー!?
ガルカだけあって、お世辞のひとつもいえなかったのでしょうかー?
言葉選ぼうかー!?
パヴケが温厚な人で良かった。
そうかもしれんしそうでないかもしれん。ただ、その戦いは唐突に始まり、唐突に終わった。
終わったの?
ある朝、目が覚めたら、ムバルポロスへ続く洞窟は埋められていたのだからな。彼らは去ったのだ。
それは……、負けると思って、逃走したということですかー?
いや。あのとき、バストゥークの軍備は手薄だった。私たちは、いざとなったら鉱山を破壊しようとまで思っていた。
では……、なにか目的を達したのでしょうかー?
わからん。いったいなにがあったのか、それはあの時、モブリンとの話し合いに参加したガルカ、ジャボスにしかわからんだろう……。
そのガルカは、今どこにー?
もう、いない。ムバルポロスとの戦いが始まった日よりぱったりと姿を見せなくなってしまった。
ジャボスって人がモブリン語覚えたのかな。
奴は自らの失敗を恥じ、姿を消したのだろう。
逃げたってことですか。まったく、ガルカらしからぬ行為ですねー。
……。
種族差別してるわけじゃなくて、良いも悪いもそのまま受け止めて、思ったことが全部口に出てしまうタイプっぽいな。
しかしまぁ、ご安心ください、パウケさん!私たちウィンダス連邦、鼻の院の研究者は、世界の各地にいますから、必ず探し出してみせましょうー。
名前覚えてないな。
それに、モブリンたちの言葉さえわかれば、話し合いがきくとわかったことも大きな成果ー。
ミスリル銃士隊のアヤメさまには、正規軍の投入は、もうしばらく待ってもらうように進言いたしましょうー。
というわけで、冒険者さんー。はい、これが報酬です。お疲れ様でしたー。
ありがと。
1200ギルを手にいれた!
苦労のわりに少ない!!!