

奇しき縁に惑わされ俗界に遊びて幾星霜……冥府に在りき我が騎士の亡魂の欠片を感じたが……

汝もまた、奇しき縁に縛られしモノなりや。これは愉快。醜の強兵、その存在たるや余に久方の光と喜悦を与えり……
私も縁に縛られてんの…?

汝が望み、永遠の覇道か?絶対なる叡智か?無限の富か?……或いは、修羅の道か?
Odin Primeが出てきた。
望みは勝利の先にこそ在り。
Odin Prime : …………。

……戯れである。汝が望み、どれほどの強き想い事か見せてもらおうぞ。

よっし、倒しに行くぞー。

そーれっ。

見事なり。目出度き余興ぞ。
めっちゃ弱かった。

汝が望み、存念を申すがよい。
ルザフ返して。
我が騎士の任解けと?

笑止。汝には過ぎたる望みなり。
ダメなの?
冥界で仕事でもしてんのかしら。

……されど汝が力小さからねば、ここに褒美を遣わさん。
えー、この中から選ぶの?
オーディンと契約でいいや。
よかろう。余が力の一端、汝に貸し与えん。
ありがと。

汝が心、満たされぬか?
うむ。
叶えども……底の見えぬが人の欲。生ある限り、欲望は果てぬ。

いずれまた相見えようぞ。

帰っていった。
オーディンを召喚できるようになった!


りぃ、よくぞ無事に戻りました。では、ハザルム試験場最深部の調査報告をお聞きしましょう。

なんと……。冥路の騎士、オーディンが……。噂は本当だったということか……。

陛下。やはり、かの時空の歪このままではならぬと存じます。
ええ……。わらわも異存ありません。

しかし、現時点で歪を完全に閉じる手立てはありません。
では、やはり試験場の封印の強化を……
人間がいくら封印しても、大いなるものの前には無力じゃないかなぁ。と思うけどもね。
いえ、かつての封印は脅威に蓋をし、目を背けるも同然。今すでに冥路の騎士は歪から姿を現した。我々はこの事実を受け入れねばなりません。

そして……真なる脅威を封じるための手法の模索こそ、今の皇国がすべきことではないかと……。
……続けてください。

我々も総力を挙げて研究に取り組む意向ですが、いかんせんかの歪に関しての情報が不足しております。よってここに、ハザルム試験場における時空の歪の定期的な観測許可を頂きたく存じます。

そして、おそらくこの件を任せられるのは……
ですよねー!

……りぃ。わらわの無二の腹心よ。
傭兵から腹心になった!!

そなたの力、今一度皇国に貸してはいただけませんか?
もちろん。

ありがとう。そなたこそアトルガンの守護者です……。


きイタゾ!おーでぃんガあらわレタ、トナ!
……しかし、さすがりぃだ。きっと無事だと信じていた。
あれ、そういえばさっきいなかったわね。
それで、あやつ……ルザフについては何か掴めたのか?
ダメだって言われたよ。

そうか……。解放は叶わなかったか。だが、オーディンに説いてくれたこと、感謝する。
めねじんヨ……。ヤハリ、るざふハ……
……少しずつだが確実に変わってきているのだ。人も、国も……。

決して動かぬように見えるものも、いつかは何か変わるかもしれん……。諦めねば、そう、いつかは……。
……ウム。ソウダナ。
つまりOKと言われるまで何度でも行けという事ですね…?

りぃヨ!オまえダケガ、たよりナノダ!たのンダゾ!