昇進試験~一等傭兵

二等傭兵のアサルト全部クリアしてきたよ。

ナジャ・サラヒム あんた、新米にしては頑張って仕事をしてるようだネェ。
りぃ へっへ。

ナジャ・サラヒム いい傾向だ。もっと頑張ったって構わないよ?それが……あたいの自慢の会社「サラヒム・センチネル」の売り上げにつながるんだ♪

ナジャ・サラヒム けれどね……あんたたち傭兵が、頑張ってくれるのは喜ばしいことなんだけど……

歯切れが悪いな。
どうかしたのかな。

ナジャ・サラヒム あたいね、なんだかこのところ……、不穏な空気ってのを感じてるの。
りぃ えっ!?

ナジャ・サラヒム ある男に「闇」が迫っているとかなんとか言われて……。

闇王の音楽が流れてきたー!!!

えっ、そんなにやばい闇が!?

ナジャ・サラヒム そいつのススメもあって、せめて「魔除け」ぐらいは作っておこうかと思ってるんだ……
りぃ 魔除け?

そんなので事足りるの?

ナジャ・サラヒム べ、別にあたいが怖いわけじゃないんだ。ほら、傭兵にはなにかと験を担ぐヤツも多いだろ?

怖いんですね。
なんだ、ちょっと可愛い所あるじゃない。

ナジャ・サラヒム その男は、魔除けを作るにはインプの翼が2つほど必要だって言うのさ……

そんだけでいいの?
その人適当に言ってないかなぁ?

そういえば、アルザビに魔除け作るからインプの翼2個欲しいって人いたな。あの人から聞いたんだな。

ナジャ・サラヒム だけど、あんたたちの管理で日々忙しくって、どうしたって1つまでしか集められなくってね。

確かにいつもここで書類見てるよね。

ナジャ・サラヒム りぃ、あんた、あたいの代わりにインプの翼を持ってきておくれ。そしたら、りぃ。あんたの勤務評価をグンとアップしてあげてもいいんだよ。
りぃ 勤務評価?

ナジャ・サラヒム 勤務評価がなにかって?……はじめに言わなかったかい?そういうことは、人事のアブクーバに聞きなってね。

ナジャ・サラヒム アブクーバ!!
アブクーバ はっ、はいぃぃ!

来るのが早い!!

ナジャ・サラヒム 傭兵勤務評価の基準、第一条、第二条、第三条、暗誦用意ッ!!

ナジャ・サラヒム 第一条ッ!

アブクーバ 社長の命令に絶対服従!

ナジャ・サラヒム 第二条ッ!

アブクーバ 社長の頼みに親切対応!

ナジャ・サラヒム 第三条ッ!

アブクーバ 社長の使いに早速出発!!

アブクーバ ハァ……ハァ…………い、以上でありますっ!

す、すごい…。

ってか基準が全部社長中心じゃないですか!

ナジャ・サラヒム ……わかったかい?

いやまぁ、内容は分かったけど、従うのはちょっとっていうか…ここは黙秘しておこう。

りぃ …。

ナジャ・サラヒム おやおや……頭の中は、お留守なのかい?それとも居留守?あたいのモーニングスターで軽~くノックしたら、目を覚ましたりしてネェ?

ひぃ!

りぃ わっ、わかりましたでござる。
ナジャ・サラヒム どんな雑用もいとわない素直な社員は、昇格するのも早いってもんさ。

ナジャ・サラヒム 頼んだよっ!

りぃ インプの翼…。

インプの翼は次のストレージに存在します。
モグサッチェル

りぃ やっぱり持ってたわ。

ナジャ・サラヒム これは、インプの翼!さっそく持ってきてくれたのかい。これで、ようやく「魔除け」を作ってもらえるよ♪

嬉しそうで良かったけど、そんなに効果信じてるのかな。

ナジャ・サラヒム !?……なんだい、その目は?

ナジャ・サラヒム あたいはネェ、この世のものは、お金しか信じてないけどあの世のものには、ちょいと敏感なのさ……。

そっか、ミスラだものね。
街に住んでても衰えてないんだ。

ナジャ・サラヒム ブルブルッ!考えただけで震えが…………お、覚えときな。これが傭兵ぶるいってやつさ……
りぃ え………?

ナジャ・サラヒム さて……と。あんたは、あたいの頼みをやってのけたんだ。「一等傭兵」にしてやるよ。
りぃ やったぁ!

ナジャ・サラヒム これからは一等傭兵らしく!もっともっと張り切って仕事をするんだよっ!

だいじなもの:山猫一等傭兵バッジを手にいれた!
「一等傭兵」に昇格した!