
なんだい、そんなとこにボケ~ッと突っ立って。気分はまるで副社長ってとこかい?
ここの副社長は立ち止まる暇もないほどこき使われそうだから嫌だ…。

フフン♪聖皇さまの覚えがめでたいからってちぃーッとばかし調子に乗ってるようだネェ。あんたは、我が社では中尉。それ以上でも以下でもないんだ。傭兵元帥のあたいとでは、ステージが違うんだよ!
雇われの身はつらいよ。
けどね、りぃ。

あんたのおかげで我が社が皇宮から多額の褒賞金を頂戴したって事実はあたいも認めなければならないだろうさ……。……金を稼ぐのが一流の傭兵とするなら、あんたはあたいと肩を並べるほどの傭兵になったってネェ。
そういえば、白金貨1000枚も貰ったんだからボーナス出ないんですかね!?

さてとこいつを覚えてるかい?
あっ!ずいぶん前に私がアフマウから貰った冠!!
そういえばしばらく前からナジャ社長かぶってなかったな?
見返したらナイズルにカチコミに行ったときからみたい。

ほらっ、受けとんな。
えっ!?

そいつは、聖皇さまからの褒賞でありあたいからの社長賞でもある。

それを永久に忘れないようにちゃんとサインも刻んどいてやったから、かぶるときは、決して感謝を忘れるんじゃないよ。
サイン…?
ナジャ・サラヒムからグローリークラウンをついに返してもらった!
さて……と。正式に聖皇さまの御目見えとなったし可愛い社長からステキな報酬もいただいた……。あんたの傭兵ライフは、ここで絶頂を極めたと言っても過言ではないさ……その階級バッジをのぞいてネェ。

もう、そろそろウチを退社してセカンドライフを満喫したい!なーんて本当は、そう思ってるんじゃないのかい?
うん。
次の冒険に出ないといけないからね。

そんな~!りぃさん。辞めないでくださいよ、寂しいですー。
辞めてもアトルガンには来るよ。

やめな、アブクーバ!
で、でも……。

優秀な社員を失うことは残念だけど、りぃには自由に羽ばたける翼があるんだよ。そいつを縛ることは誰にもできはしないさ……。
えっ……涙!?

……わかりました。ありがとうございました、りぃさん。これからの益々のご活躍をお祈りしていますー。
ありがと。

た……たまにはここにも顔だしとくれよっ。あたいだってさあんたの顔を見ないと……
ヒィ!?
……ってんなわけあるかい!

ダンッ!
ラスボスの音楽ー!?
アブクーバ!
はっ、はい!?

ダンッ!
現在までに我が社の会計帳簿に記載されている、りぃ中尉宛ての請求書を報告!

はッ、はいッ!りぃ中尉のッ!ナイズル島救援謝礼金はッ!

ブラックヘイローッ。1回、アトルガン黄金貨230枚で23回ですので……5290枚ッ!

ヘキサストライクッ。1回、アトルガン黄金貨220枚で29回ですから……6380枚ッ!

トゥルーストライクッ。1回、アトルガン黄金貨175枚で37回となっており……6475枚ッ!

あ、あの、ナジャ社長……本当に、こんなにたくさんの技を?
全部ナジャ社長からの請求書じゃないですか!!
しかも法外がすぎる!!

うるさいネェ。りぃを見つけるまでに戦った分も含めてあるんだ。いいよ、その他の小技は負けてやるよ。次っ!
ダンッ!

ええと……月の船の旅、2つ……。
アルザビコーヒー+1、3杯……。
バルックサンド+1、5つ……。

こ、これは!?
戦う前の腹ごしらえさ。当然、必要経費だろ? 次っ!

ワモーラクロス1反……。
エカルラートクロス1反……。
サファイア3個…………。

あたいの服だって無傷じゃすまかったのさ!クリーニング代だよ、クリーニング代っ。

…………しめてッアトルガン黄金貨98000枚ッ!
いやもう多すぎて分からん!!
さらにッ!これらにすでに利子がついていますから、総計は……
既に利子?
トイチどころの騒ぎじゃない!
イチイチみたいな!!?

フヒー!ぼ、僕の口からはとても言えませんッ!


ショック死するほどの金額ー!?

と、いうことだよ。
どういうことなん!

……フフン♪りぃ中尉。あんたにゃもうちっとばかし……

いや、かな~り……サラヒム・センチネルで現役としてバリバリ働いてもらうしかなさそうだネェ。
そんな馬鹿な!

さあて、そうと決まれば休憩終了!ぼけっとしてないでダッシュで公務代理店に行ってきなっ!
そんな馬鹿な!!

そんな馬鹿なー!!!

なんたってあんたは、あたいのいちばん大切なモチゴマなんだからね!
*****

アトルガンの秘宝ミッション
– 完 –
…。
王冠が…ナジャ社長がかぶってた時みたいに…可愛くない………。しくしく。

あーっ!本当にサイン入ってるぅ!!!
*****
ミッションをクリアした後に開始できるクエスト、報酬の指輪を受け取らないと始まらなかったので貰ってきました。


まチワビタゾ!りぃヨ。

……ナシュメラからは3つの指輪を預かっている……。
ドレガよイノカネ?ほシイものハ、きメテきタノダロ?ンー?

命中アップの指輪にするよ。
やっと、きマッタカ……!

……つかわす。
ありがと。
メネジンからウルタラムリングを賜った!

……そのウルタラムリングの所持を許されたということは、お前が皇家の一員として認められたに等しい。

けッシテ、なクシタリセヌようニナ!