魔晶石を奪え in オズトロヤ城 其の参

白タルの散歩道

やっと着いたよ祭壇の間。

りぃ 長い道のりだった…。

ダボイとベドーの魔晶石は入り口からそう遠くないところに親切に置いてあったのに、なんでオズトロヤ城だけこんな何倍もの大変さだったのさー!

白タルの散歩道

これだね魔晶石。
いただいちゃうよ。

白タルの散歩道

ん?ここは確か…。
あ、神子さま。

白タルの散歩道

星の神子 召喚…ですか?
カラハバルハ ええ、この魔法は召喚と名づけたいと思っています。

白タルの散歩道

あっ、カラハバルハ!
ということは、これは過去のお話ね。

カラハバルハ 神々の書によれば、初代の神子さまが偉大なる獣を従えるとき、召喚という言葉を使ったとか。

初代神子さまは神子であると同時に召喚士にもなったってこと?

カラハバルハ ともかく、あと一息です。あと一息で、召喚魔法が完成するでしょう。
星の神子 …。

今はない魔法を作るって。すごいな。

白タルの散歩道

カラハバルハ 不安なようですね、星の神子さま。
星の神子 …ええ、とても…。

白タルの散歩道

星の神子 間に合うでしょうか。前線は、とうとうタロンギ大峡谷をくだり、サルタバルタへと至っております。

ええっ!?窮地じゃない!!
シャントット様はどこへ!?シャントット様がいればサルタバルタを…焼き尽くしてウィンダスも吹っ飛びそうだな!駄目だ!!!

白タルの散歩道

星の神子 オズトロヤ城の奇襲も失敗し、たくさんの命の火が日々、消えていく…。あの時の星読みのように…。

あの時の星読み…。
前にズババの局から聞いた、初めて星読みの力を使った時に、クリスタル戦争の事を見てしまった。の事かな?

カラハバルハ 星の神子さま、私を信じてください。必ず、ウィンダスは滅びの運命から逃れることが出来るはずです。

白タルの散歩道

カラハバルハ 神々の書が、私に、あらゆる知識をくれました。塔の意味も、満月の泉も。…そして、偉大なる獣を従える方法も。

カラハバルハは神々の書を読んだのね。
そしてあらゆる知識を得て、魔法まで作ってしまえるほどに。

白き書かカラハバルハの本か神々の本かもうよく分からなくなってたけど、読みたい、読まなくてはというアジドマルジドの興味と欲と使命感は確かに理解できるね。

アジドマルジドがカラハバルハと同じ知識を得ることが出来る日は来るのかしら。