時のない世界

白タルの散歩道

ライオンが、クリスタルが呼んでるって言ってたから来たよ。
ここだよね。

白タルの散歩道

りぃ おまたせー。
イロハ 師匠!お待ちして申した!

あれ?おしりが暖かい。違う。カバンだった。

勾玉が光ってる?なんで!?

白タルの散歩道

あっ、またライオンが!
頻繁にこうだと、体がもたないよ。

ザイド ライオン、大丈夫か!?
ライオン …また、見えた…。その勾玉は未来から来たもの。だから、かもしれない。また白昼夢を見てしまったわ。

白タルの散歩道

ライオン それによると、世界を滅ぼす闇が訪れる未来は、既に決まってしまっているみたい。

元から断つにはもっと過去じゃないと、今だともう手遅れってことなのかな。

ライオン でも、「りぃがその闇と戦う未来」は、まだ決まってないの。

まだ、闇を倒すぞー!って決めてないから?
正直、強い方にお任せした方が良いかと…。

白タルの散歩道

ライオン もしかしたら、誰一人として闇に抗えないまま、世界が滅びる。そんな未来になってしまうかもしれない。

えっ、それはちょっと…。

イロハ それは…おそらくでございますが、充分な光がまだ勾玉に満ちていないからでございましょう。
ライオン そうね。それなのに、闇の訪れを先に知ってしまったから、闇の訪れる「可能性」が早く具現化してしまった。

この勾玉に光を集めてパンパンにすれば未来が変わるってこと?

白タルの散歩道

ライオン りぃ。私が見た白昼夢では、あなたが闇の王を倒すところが見えたわ。
ザイド 闇の王、だと…!

ドラゴンミッションでライオンが一緒だった時、アーリマンがもうすぐ闇の王が復活するって言ってたよね。このことを知っているのはまだ、私と、ライオンと、セミ・ラフィーナと、神子さまだけ…なのかな?

ライオン そこで、クリスタルの声を聞くことになる。

そうなんだ?

イロハ 成る程。そういうことでございますか。

白タルの散歩道

イロハ 歴史をそのまま進めるために、貴女方は協力して、獣人たちを率いる闇の王を倒さないとなりませぬ。

協力…ふむ。

イロハ 私めが知っている未来では、たくさんの宿敵が師匠の前に倒れ、師匠は「英雄」と褒め称えられる存在。

えっ、私すごくない!?

白タルの散歩道

イロハ その未来へたどり着くことから始めよということでございましょう。
ザイド まずは、闇の王を倒せというわけか。

白タルの散歩道

ライオン 闇の王を倒す旅。もちろん、私も協力するから。よろしく頼むわ。

便乗ぶらzごほごほ。

りぃ うん、よろし

白タルの散歩道

りぃ ぶおわああぁぁあ!?

白タルの散歩道

りぃ はぁはぁ
ライオン 今のは…?

白タルの散歩道

イロハ ライオン殿。御礼申し上げます。貴女様のお心が我等に新たな力を与えてくださいました。
ライオン それ、役に立つの?それなら良かったわ!

ライオンの、協力する、仲間だ、っていう気持ちが光になって勾玉にたまったってこと?この調子でいろんな人から集めていけばいいのかな。

白タルの散歩道

ライオン 私は、闇の王について調べを進めるわね。ザイド、あなたはどうするつもり?
ザイド ギルガメッシュに報告を頼まれているからな。まずは、ノーグに顔を出そうと思う。
イロハ ライオン殿。ザイド殿。ご協力、ご尽力ともども有難うございました。

白タルの散歩道

イロハ 師匠。私めは、あの鈴の音について調べを進めようと存じます。

あ、今回は現世に姿を保っていられるんだね。そういえば今回どうやって現れたんだっけ?謎だらけな子。

イロハ 闇の王討伐、ご期待申し上げます。
りぃ ひぇ。

そうだった。まずは闇の王を倒さないといけないのね。
ボチボチ頑張るよぅ。

星唄の煌めき【二奏】を手にいれた!