あら、また、あなたですの。お元気でしたかしら?少しは成長いたしまして?
たぶん…?
わたくし、今、最果ての地……ボスディン氷河へと行くことができる人を探しているんですの。
一体何の用が…。
あなたのお知り合いにこのわたくしに紹介できるような、黒魔道士はいらっしゃいません?
えっ…?
いないけど正直に言ったら私に被害が及びそうな…。
いるいる。紹介する。
なら、その人に会ったらわたくしの元へ来るようにお伝えなさい。……あ、あなたはこなくていいですことよ。
わたくしはヘッポコくんにかまっているヒマはありませんの。オホホ!
話が終わってしまった!!
引き受けないと駄目なのかっ。
じっ、自分ではっ。いかがでしょうかッ。
……あなたぁ!?
すっとんきょうな声出されたぁ!
オホホ!おもしろいジョークですわ!オホホホホホ!世間知らずもいいとこですわ!
ぐぬぬ。
教えてさしあげます。北の地は、天候も植物も生き物も、すべてが想像を越えた世界。純白の地獄です。あなたのようなヘッポコくんが生き残れるような場所ではありませんことよ。ヘッポコくんはヘッポコくんらしくしてらっしゃい。
そうしておきま…
ああっ!選択肢により口が勝手に!!
なななななめないでっ!
オヤマァ!よござんす!このわたくしにそこまで言うなら、お任せいたしましょ。わたくしにそのヘッポコくん魂を見せてごらんなさい。
ぎひゃぁ!
ボスディン氷河にはサルタバルタの魔法塔のような塔がいくつかありますわ。そこに、鼻の院の院長ルクススの一行がいるはず。ルクススに、「わたくしが改良した新魔法の使い勝手はどうか」と尋ねていただきたいの。
あー、ソ・ジヤの入り口に3人いるタルのことだね。
あれ、でもルクススはフェ・インにいるよね。
それと、もう一言。「早く返事をよこさないと、ここから呪ってさしあげますわよ」ともお伝え願いますわ。
ひいぃ。
オホホ!ルクススは、オバケとオニオンが大嫌いでしたからオニオンオバケの呪いを生み出さないと!
きょ、凶悪だ!!!
ルクススの命を守るためにも急がなければ!
えーっと、タル3人のいるところは…。
私えらい!ちゃんとボスディン氷河の地図にメモしてたよ!
(I-7)だね。ユニティワープが近い。
なんだよう?……ええ? ウィンダスから来た?ああ、俺たち、鼻の院のもんだけど……
シャントット様が…。
んな!シャントット博士が、そんな質問をわざわざしてくるってことは!?かなりご立腹!?
呪うって言ってたよ。
……じ、じつはようシャントット博士の新魔法を受け取ったことは受け取ったんだけどよう。ルクスス院長のもとに持っていこうとすると、魔法の中身が消えちまったりして、使い物にならないんだよう。
なんで??
ここまで持ってきていろいろ苦労すれば、また文字が現れるんだけどよう。……また、その繰り返しなんだよう。どうも、フェ・インの遺跡のどこかがなにか悪さをしているようなんだけどぜんぜんわからないんだよう。
用語辞典によると、ドール族と戦ってしまったらダメなんだって。
戦闘しないで行けばOKだね。
もしかして俺たちが鼻の院の人だからいけないのかなぁ。おまえ、俺たちのかわりにルクスス院長にこれを届けてくれよう。
うん。
早くしないとルクススが恐ろしい呪いにかかってしまう。
ルクスス院長はフェ・インの下層の小部屋にいると思うよう。部屋に着く前に、新魔法の中身が消えちまったらここに戻ってきなよう。
だいじなもの:シャントットの新魔法を手にいれた!
わーぷ!
なんです?……え?あたしを探してた?……あたしは今、この巨人の研究で忙しいのです。用があるなら、手短にお願いします。
頼まれもの持ってきたよ。
……わざわざウィンダスから来たのですか。それはまた、ご苦労さまです。
はい、どうぞ。
ああ、あなた、やりましたね。このシャントット博士の新魔法は、ここに来るまでの間に、何度も消えてしまって大変だったんですよ。
よく考えれば、ルクススが研究を中断してボスディン氷河の方に行ってやればよかったのでは…。
この魔法があれば、あたしたちはより研究に力を尽くすことができます。シャントット博士には、お礼と一緒にそのように伝えてください。
うん。わかった。
役に立つ魔法だったんだ。
誰もいない北の地でぶっ放して効果を確かめて。とかかと思ってた。
……あ、ちょっと……。
ん?
……シャントット博士は、オバケとオニオンのことを何か……
うっ…。
……あ、いえ、やっぱりなんでもないです。帰りは特に、お気をつけてお帰りください。
もしかして、過去にやられたことがあるのでは…。
ただ今もどりま…
あら、あなた。やっぱりできなかったと謝りに来ましたの?
違うよぉ。
オホホ! 悪い子ですことね。特別に、わたくしの最新の呪いをかけてあげてもよくってよ。……と?なんですの?
ふぅん。けっこう、やりますわね。ただ、にぶちんのあなたはお気づきにならなかったようですけど、あの魔法書は、フェ・インにいるゴーレムと戦うと消えてしまうんですって。……なんてこと!ゴーレムの分際で、ナマイキですことよ!
戦ってたら別のセリフになったのかな?
……それはさておきヘッポコくんのくせに良く頑張りましたわね。わたくし、少しばかり見直しましたことよ。
へっへっへ。
ルクススはお元気でした?あの子はオバケは怖いくせに、あんなところで何ヶ月も……。よくも寝泊りできるものですわ。
オバケ怖くなくても、あんなところ嫌だよね…。
まぁ、あの子は恩師イルクイルのかたきをうちたい一心なのでしょうけれど……。
イルクイルの名前がこんなところで。
……とにかく、あなたには例の新魔法を特別にさしあげましょうか。特別も特別なことですわよ。少しお待ちなさい。
やったぁ!
…一般人が使っても死なない魔法だよね?
オホホホ!これは、ゴーレムの魔力に負けないようにすばらしく改良済みのものですわ。
ありがとうございます!!
この魔法を使ってもっともっと精進なさいませ。そうしましたらわたくしの研究につきあわせてあげてもよくってよ。
遠慮させていただきたく存じますッ!!!
デジョンIIを手にいれた!