ああ、あなたを探してたのよぉ。あなた、結構、シーフの腕を磨いてるでしょお?
実はレベル99よぉ。
本当なら、商売敵とはあんまり仲良くしたくないんだけどぉ、腕のいいシーフを集めろっていう知らせがジュノの天晶堂から来たのよぉ。
ナナー・ミーゴってシーフだったのねぇ。気にしたことなかったわぁ。
いかん!口調がうつる!!
てか、何のクエストよ?
いい? あたしもあなたも天晶堂の大仕事のメンバーに選ばれたんだからぁ、断るなんて言い出しちゃだめよぉ。
え。
じゃあ、また後で。ジュノの天晶堂で会いましょお。まったねぇ。
だいじなもの:天晶堂からの手紙を手にいれた!
ナナー・ミーゴ+天晶堂って、ろくでもない予感しかしないのですが!?
天晶堂に来てみたよ。
さて、皆そろったようだな。初めまして。私は、竜胆のヴォーダラム。
り、りんどうの…?
他のエルヴァーンにたがわずウィットに富んだ喋りは苦手でね、さっそくこのたび集まってもらった理由を説明しよう。
お、おう。
まずは…。そうだね、アタルフォーネ盗賊団の名を君たちは聞いたことがあるかな?
知らないッス。
別名、ラテーヌの緋の雷鳴だね。
なにそれ?
お嬢ちゃんの代だと知らねぇのか?勉強不足だねぇ。
口に出さなくて良かったデス…。
その昔、サンドリア、バストゥーク、ジュノを行き来する商人たちを襲って、莫大な量の金品をせしめた盗賊団だよ。
へー。
あれ?ウィンダスは?
反対側の大陸だから難を逃れてたのかな。
…旅商人たちは、その名を聞くだけで震え上がったという…。
さすがに古株は、まだその名を覚えていてくれたようだね。
20年前の戦争で彼らの長であるアタルフォーネが裏切り者に殺され、その残党は散り散りになった。しかし、今になりやっと、天晶堂は、この残党たちの居場所を突き止めることができた。
残党を探してたの?
20年も?
君たちには、このアタルフォーネ盗賊団の残党に、天晶堂からの封書を届けるという役目を請け負ってもらいたい。
その理由を知りたいね。残党を集めて、新しい盗賊団でも作ろうっていうのかい?
いいや、まさか。20年前の盗賊に、今さら何ができる?
だよねぇ。
だがしかし、彼らを放っておくのは、賢い選択とは言えない。彼らの中から、20年前の栄光を再び求めんとする輩が現れんとは限らない。
うーん、まぁ、そうかねぇ。そうかもねぇ。
天晶堂は、ただ、彼らに念を押しておきたいのだよ。何かやるつもりなら、天晶堂に、一声、挨拶をするのが筋だとね。
ううーん、そうかぁ。…そうなのかぁ?
向こうからしたら、「若造が調子に乗りおって。」って感じだろうけど、ここらで勢力が一番強いのが天晶堂なら、まぁ、けじめ…?
…この天晶堂からの封書は、その旨が書かれた念書だ。ただし彼らが、素直に天晶堂からの封書にサインするとは限らない。天晶堂に従うかどうか見極めるために、何か試してくると、私は踏んでいる。
そこで君たちを集めた。君らの腕と技と叡智を使い、彼らから快いサインを貰ってきてくれたまえ。今からひとりにひとつ、封書を渡す。その中に書いてある宛名を目指すのだ。
快く…。
一筋縄でいくのでしょうか。
そして最後に、ここに集った自分以外の他の7人の宛名を見ることはマナー違反だ。わかっているとは思うが、この世界、知りすぎた者には死が宿る…。
えぇ…。
では、順に私の元へ来てくれたまえ。
ナナー・ミーゴ、一言も喋らなかったね。
こういうところでは様子見てるのが、彼女らしいかな。
君が冒険者をやっている、シーフのりぃくんだね。
はーい。そうです。
君は冒険者だから、一番力仕事が必要そうなヤツを任せるよ。セルビナの宿屋に宿泊しているガルカに会いたまえ…。
えぇ!?いや、さっきの中で一番ちっこかったんですけど!どう見てもあのガルカの人の方が力強いですよ!イヤー!!!
だいじなもの:天晶堂からの封書を手にいれた!
握りつぶされるー!!?