人形使い

白タルの散歩道

あれ、カー君?

カーバンクル ……遠い高みから、挑戦に勝った人たちに、降り注ぐ力……。

白タルの散歩道

カーバンクル りぃさん、気づいていないの?あなたに降りた力が、奪われているんだよ。
りぃ え?いや、全然。え…ごめん?

カーバンクル 世界に分かれたボクの眼は、その略奪者の姿を捕えている。

略奪者?

白タルの散歩道

カーバンクル 忌むべき人形。呪われた祈り。ひずんだ理……。小さな民が、その渦の中心にいるよ。

小さな民…。
6属性召喚獣ゲットした時にいた黒いチュニックのタルタルの事かなぁ?

カーバンクル うん……、今は、西の都市バストゥークに……

白タルの散歩道

ジュロロ あうううう……。なによぉ? 急に話しかけないでよぉ。からだじゅうが痛くて……

いつも体が痛い所まで記憶消されてるから、いつも体が痛くて可哀想…。

白タルの散歩道

イルディゴルディ おい、ジュロロ!
ジュロロ あ、イルディゴルディさん!

白タルの散歩道

イルディゴルディ 音叉を作ってから、随分と経っているじゃないか。まだ、巨大なクリスタルの中の調査は終わってないのか?
ジュロロ それがですね、腕のたつ冒険者に頼んではいるのですが、戻ってこないんですよ。

戻ってきたよぉ。

ジュロロ ……あれ?戻ってはきたんだったっけ?……あれ?頼んでもなかったっけ?
イルディゴルディ なんだよ、しっかりしてくれよ。他国の食事がよっぽどあわないのか?それともあまり寝てないのか?

白タルの散歩道

ジュロロ いえ~、それほどでもないんですけど……。うーん、たしかに疲れてるのかも……。
イルディゴルディ まぁ、いいや。オレが行ってみるよ。土の音叉の改良版「開放の土の音叉」の実験を頼まれてるんだ。

白タルの散歩道

イルディゴルディ お、そこの冒険者、ちょうど良さそうな面構えしているじゃないか。オレに協力してくれよ。この土の振子を持って、東アルテパ砂漠の流砂洞に来てくれよ。
りぃ なぬっ?

イルディゴルディ オレの「開放の土の音叉」とその土の振子を使えば、土の音叉よりもたくさんの人を、巨大なクリスタルの目覚めに引き込むことができるはずなんだ。

土の振子を手にいれた!

あっ、行っちゃったよぉ!

白タルの散歩道

ジュロロ イルディゴルディさんは、わたしたちタルタルには珍しく、ものすごく武術に長けた人です。鼻の院専用の冒険者として、各地でひっぱりだこなんですよ。
りぃ へぇ~、すごい人なんだ。

ジュロロ あの人なら、巨大なクリスタルの中で眠る、「大いなるもの」に勝てるかもしれません、ね。

私も勝ったよぉ。

ジュロロ さぁ、東アルテパ砂漠から流砂洞へ向かってください。あなたの持っている土の振子を、巨大なクリスタルにかざしてみてください。

白タルの散歩道

言われるがままに来たやで。

白タルの散歩道

イルディゴルディ よし、では挑戦してみよう!オレが持ってきた「開放の土の音叉」があれば、パーティ以外だろうが6人以上だろうが、一緒に挑戦できるはずだ!

アライアンスでもOKってこと?
当時はそれだけ人数が必要だったのか、混雑回避だったのか?

白タルの散歩道

白タルの散歩道

イルディゴルディ あれは……?ルクスス?なんでおまえがそこにいる?
りぃ え?なんで?

イルディゴルディ いや、違う。おまえ……!?

白タルの散歩道

あっ!あの黒チュニックは!!

白タルの散歩道

イルディゴルディ あっ!待て!ウランマフラン!!!

ウランマフラン?

白タルの散歩道

あっ、2人とも行っちゃったっ。

取り残された私は一体…。

白タルの散歩道

あれ?
なんかヘクトアイズいるからあれ倒せばいいのね。
うおおおおお!

白タルの散歩道

ジュロロ あら、おかえりなさい。イルディゴルディさんは、一足先にお帰りで、先ほどからあなたを待ってましたよ。
りぃ えっ、そうなの?

白タルの散歩道

イルディゴルディ ああ、無事でよかった。悪かったなぁ、ウランマフランを追っかけるので頭がいっぱいだったんだ。
りぃ 本当だよもぅ。

イルディゴルディ けれど結局、アイツをつかまえることができなかったよ。やっぱり、魔道士にはかなわない……。

あら、残念。

白タルの散歩道

イルディゴルディ ……でも、研究員たちがこのごろおかしかった理由がやっとわかったよ。

おおっ。

イルディゴルディ アイツのせいだったんだな。ウランマフラン……。アイツが、みんなの記憶を消してまわっているんだ。

どうしてだろう?

白タルの散歩道

イルディゴルディ そうだ、ウィンダスへ戻ったら、校長先生のところへ行って、このことを話してくれないか? 

ウィンダスの校長ってことは、今ダボイにいるセーダルゴジャルじゃなくて、コルモルのことだよね。

イルディゴルディ 校長先生がウランマフランのことを思い出せるかどうかはわからないが……、よろしく頼む。
りぃ きれいさっぱり忘れてる予感しかしない。

白タルの散歩道

コルモル ……ほうほう、なになに?バストゥークで、イルディゴルディという腕のたつタルタルに会って、ワシにウランマフランを思い出してもらえと言われただと?
りぃ うん。

コルモル そうは言われてもなぁ。ワシは、研究上、かわいい女の子の名前しか覚えとらんのだ。

やっぱりねー!

白タルの散歩道

コルモル ウランマフラン、ウランとマフラン……っと……。ううむ、なんとなく聞き覚えがあるような?

おっ…?

コルモル ううう!でも、やっぱり思い出せん!

かつての彼女だったラススちゃんの事も忘れてたくらいなのに、コルモルが男の子と思い出すわけないじゃないか!期待しなければよかったっ。

コルモル これをやるから、ちょこっと時間をおくれ。いろいろ頼まれごとが多くってワシの脳みそはいっぱいいっぱいなのだ。

ククルカンスタッフを手にいれた!

そ、そんなもので釣られクマー!!

早く思い出してよねっ!