なぬううう!イルディゴルディが、人形の術にかかり、ウランマフランに連れていかれてしまったと!
うん。どうしよう。
ウランマフランめ!なんと性根の腐ったヤツなのだ!
校長先生!
聞いてください、不思議なことがわかりました!
おお、ルクスス!なにがわかった?不思議なこととは、いったいなんだ?
手の院ですが、ウランマフランが院長についていた間だけ、赤字ではないのです!どうも、水の区に住んでいる商人ホノイゴモイが手の院へ寄付をしていたようで……。
ホノイゴモイ……!?かの有名な「渦の魔道士」の末裔、か!
うわぁ。
うう、うううう、とっても悪い予感がするぞ!
手の院、渦の魔道士!ウランマフランめ、大変なことをたくらんどる!
思ってたよりも事態はかなり深刻な様相…。
カラハバルハの研究室だった心の院にあった本に、渦の魔道士に関するものがあったのよね。
ホルトト遺跡の歴史に関する本だ。
塔の書によれば、塔の戦の最中に命を落とした渦の魔道士は、満月の泉に息づく大いなる獣を解き放とうとしていたようだ…。
塔の戦にて、北の魔導装置が破壊されたため、満月の夜には大いなる獣がサルタバルタを走り回るようになってしまったという記述がある。
大いなる獣を解き放とうとしていた渦の魔道士。
大いなるものの力を集めてるウランマフランは何かこれに関係することをしようとしている…?
ルクスス、冒険者、これを持っていけ。これをイルディゴルディに向けて使うのだ。これがあれば、ウランマフランの術を破ることができるかもしれん。
うん。
急いで、ウランマフランを捜すのだ。あいつが魔導球に蓄えた力を、一刻も早くどうにかせねば……!
あの禍々しいの、魔導球だったのか!
だいじなもの:夢幻破りの札を手にいれた!
次はラバオらしい。
なんだ?なんだ?イルディゴルディさんを知らないかって?
知ってる?
そりゃあ知ってるよ。「開放の風の音叉」を持って、テリガン岬に向かっていったよ。
ええっ。
イルディゴルディさんならきっと「大いなるもの」の挑戦に勝てると思うね。どんな調査結果を持って帰ってきてくれるのか、わくわくするよ。
ああっ、事の次第を知らされてなかったらそうなるよね。
え?いつもと違った様子じゃなかったかって?
そういえば、自分を探してる冒険者が来たら渡してくれって、これを預かったけど……。
ん?操られてる時って、自分の意志出して動けるものなのかな?
君のことなのかな?じゃあ、これを渡しておくね。君も、テリガン岬で挑戦しろって意味かな?
ありがと。
風の振子を手にいれた!
突風の回廊に行けってことか。
BF前に設置されてるワープを開放してるから楽に回れてるけど、そんなワープ無かったころは大変すぎるクエストだよな…これ。
ガルーダが!
イルディゴルディ、夢想阿修羅拳してる!!!
……よくやった、イルディゴルディ。実に効率がいい。これで、あともう少しで……
待て待てーい!
そぉーれ!
りぃは夢幻破りの札を使った!
夢幻破りの札、か。残念だったな。そのようなものでは私の術を打ち消すことはできない……。
ええーっ!?
コルモルゥ!!!
いいかね?カラハバルハのことを知っているだろう?
うん。
彼は、生き物を支配することを考えた。彼は天才ゆえに、それを実現できる力があり、もう少しでうまくいくところだった。
だが、私は天才ではない。「支配」などというおこがましいことはしない。心の揺れを、少し自分に有利な方へ曲げてやる。それだけのことしかできない。
自らの能力を見極め最大限に生かすのも見事な才能よね。
しかし、だからこそこの術はなかなか解けないのだ……。
なるほど。賢いなぁ。
さぁ、おまえも早く楽になり、おまえの中にいる、小さな青い力を私に差し出せ。
げえっ!またあの禍々しい魔導球!
ぶえーっ!
うおー!
楽勝じゃー!