君は暗黒騎士だな。ならば若干関連のある依頼だ。聞いてくれ。
うん?
すたれていたガルカ鍛冶の秘術、黒鉄による鍛冶を最近、見直そうという動きがある。産出量も冒険者たちの貢献により以前よりは多い。
おおっ、いいね。
そのために、古い文献が必要なのだ。それは、黒鉄鍛冶の秘術という本だ。
以前は大工房内に保管されてたと聞いたのだが、その後、どうなったのかわからぬ。
あら。
昔の暗黒騎士の装備品はすべて黒鉄でつくられていたとも言われている。君にとっても悪い話ではないはずだ。
つまり暗黒騎士AFは黒鉄製ってこと?
とにかく、黒鉄鍛冶の秘術っていう本を探せばいいのね。
黒鉄鉱っていったらこの人でしょ。
何?ライバートが黒鉄鍛冶の秘術を探しているだと?
うん。どこにあるか知らない?
ようやくその気になったようだな。以前から、黒鉄鍛冶研究のための予算をもっと回すよう工房長に働きかけてくれ、とあいつには言ってきたんだ。
そうなんだ。よかったねぇ。
まあ、何事にも考えに考えなきゃ気がすまないあいつのことだからな。おそらく黒鉄鍛冶の秘術を実際に目にして、決めるつもりだろう。
確かに石橋叩きすぎてヒビ入ってる感じはする。
しかし困ったな。あれはオレが担当になる前に、実はどこかの図書館に寄贈されたという話なのだ。
そんな大事な本寄贈しちゃったの?
しかも記録がいいかげんでいったいどこに行ったのかも…。当時はミスリルが主流、そしてサーメットの研究も始まり、黒鉄なんて、くず鉄みたいなものと言われた時代だ。よっぽど無価値なものとして取り扱われたんだろうな。悲しいことだ。
なるほど…。
オレからも頼むよ。紹介状を書いておくから、その図書館から、返してきてもらってきてくれないか。
うん。わかった。
だいじなもの:黒鉄工房からの紹介状を手にいれた!
図書館といったらここでしょう。
おや?バストゥークからの使いですか?一体、何ですかね?
紹介状持ってきたよ。
いやいや、これは弱ったですよ。黒鉄鍛冶の秘術という本をお探しなんですよね?
うん。
あの本は、この前の書庫掃除の時に見つけましてね。読めば、鍛冶ギルドにとって重要なことばかり書いてあるようすで。
ふむふむ。
どう考えても、ウィンダスにこの本があること自体、何かの間違いではないかと私は思ったわけなんですよね。
そこで、あの書を持ってバストゥークに問い合わせにいったわけなんですが…なんてこったい、その道中でギデアスに住むヤグードたちに襲われてしまったわけでして。
ずいぶん早めに襲われたな!
いやいや、まぁまぁ、こればっかりは仕方ありません。ギデアスへ行って「Vaa Huja the Erudite」という名のヤグードに、本を返してくれと頼むしかありませんよ。
ヤグードが製鉄の本を必要としていると思えない。
もしかしたらもう捨てられてたり…。
でもわざわざ持って帰ってるってことは、本好きのヤグードだったのかな。
…ええ、そりゃ勿論、あなたが頼みに行くんですよ?だって私はただの司書。あなたは立派な冒険者。…でしょ?
ですよねーっ!
黒鉄鍛冶の秘術は今ごろ、「Vaa Huja the Erudite」という名のヤグードの枕にでもなっているんですかねぇ。
枕…。
なるほど…。
ところでギデアスのどこよ。
ギデアス地上(H-14)の???にヤグードチェリーをトレードすると黒魔道士タイプのNM (Vaa Huja the Erudite)が沸くので倒す。
用語辞典より
ヤグードチェリーがいるの!調べて良かった。
えーっと、ヤグードチェリーは。
特産品売り場にしか売ってない…だと…?
コルシュシュ、ウィンダスが支配してる!よかったー!!!
獣人支配が続いたら、栽培かモグガーデンで取れるまで詰むってことよね。
ひぃー。
返して!!
穴に引っかかっていた本が落ちてきた。
だいじなもの:黒鉄鍛冶の秘術を手にいれた!
一応報告してみようかな。
ええええ、無事に黒鉄鍛冶の秘術を取り戻すことができたようでなにより結構なことだと思いますよ。
お、おう。
そうそう、バストゥークに行きましたら、「他にもいらない書物があったらぜひウィンダスまでお持ちくださるように」とお伝えくださいよ。できれば寄付金つきで、ね。
ちゃっかりしてるなぁ。
うむ、たしかに黒鉄鍛冶の秘術だ。よくやってくれた。報酬を渡す。黒鉄工房主任の試作品だが、なかなかの出来だ。
ありがとっ。
これで研究を進めることができる。黒鉄の鍛冶がどれほどのものなのか。そして、工房長に話す価値があるものかどうかの判断も。
わしがどうかしたか?
これは私の個人的な研究だ。
おぬしがそういうときは決まって何かたくらんでおるときだ。見せてみろ…。
まぁ、壁もなくすぐそこにいるんだから丸聞こえよね。
ふむふむ…黒鉄鍛冶の秘術か…。
これは私に研究させてくれ。工房長は自分の仕事を。
あいかわらず素っ気ない奴だな。しかし、内容よりも気になるのは、この本の作者の名前なんだがな…。
一体誰。
ゲーヴィッツ…。どこかで聞いたような気がするんだがなあ…。
それも調べておく。あちこち首をつっこむのは工房長の悪い癖だ。
ライバーとも知らない人っぽい。
古い文献って言ってたくらいだから、結構昔の人なのかな。
…またおばけで出てきたりする?
レイヴンサイズを手にいれた!