…というわけでつまり、あの魔法人形の呪いなのかしら?
と、唐突になんなんだ、シャントット博士!?
オホホ、失礼!少しばかり気になることを思い出しましたの。
…嫌な予感。
そこの冒険者、ちょっとこちらへよろしいかしら?
ぎゃふ。
なんだ、なんだ。シャントット博士が原因だったのか?
まぁ、今回も冒険者に確かめさせればいいですな。
そんなひどい!
あなた、もちろんズヴァール城という城を知っていますわね?
ハイ。
20年前、闇の王を討伐せんとあの城に連合軍が攻め込んだ戦いで、わたくしは大切な兵士を守るために、ある魔法人形を犠牲にしましたの。
その魔法人形の呪いが、今になって星の木に影響を与えているのかもしれませんわ。ぜひ、あなたにその魔法人形を持って帰ってきて欲しいんですの。
あの時って多分、ピエージェ王子が言ってた「 タブナジア侯国を獣人どもの大軍勢に襲わせておいて、その間に連合の精鋭部隊がヤツらの居城に…ズヴァール城に討って出た」って、まさにその時の様子よね?
タルタルだから緊張感が無いッ!!
あ、けれども、魔法人形を手に入れたら、決してわたくしのもとには持ってこないでいただきたいわ。きっと今度はガマンしきれず、ぶち壊…。
ひえ。
…それはともかく、そうですわね、またここへ、いらしてくださいまし。よろしく頼みましたわよ。
はぁい。
魔法人形の部屋にはカギがかかってて、そのカギを落とすのは外郭地下のデーモンらしい。そこのデーモンは確かLv99でも楽表示だった…と思って、シーフに着替えて突撃。
4匹目で落としてラッキー。
ヤカマシ部屋のカギ?
やかましい部屋ってことかい!
え、このカギをデーモンが持ってたってことはさ。
あの時、西からデーモンの部隊が来てるって言ってたよね。
それで魔法人形を部屋の中で動けないようにしてシャントット様たちは逃げて。
デーモンが部屋に到着したら、めっちゃやかましい人形がいて、壊せない動かせないとかで、迷惑すぎるから鍵かけて開かずの間にしちゃったってこと?
なんてこったい。
人形がいる部屋は内郭のここ。
プロトウェイポイントから近いし、カギ取った外郭地下から歩いて移動は遠いから、一度デジョンしてワープ。
ガクブル。
いたいた。
封印された魔法人形がある…。
近づくと、封印が解けた。
封印の魔力は、既に限界だったようだ。
動けないけど喋ってたって、超バインドみたいな魔法だったのかな。
その場でサッと使って20年も持つなんて、さすがシャントット様…。
だいじなもの:魔法人形「敵を見つけるくん・1号」を手にいれた!
それで、シャントット博士が思いついた原因というのがそれか…。
なんと言うか…。脱力を禁じえない…。
わかります。
これは、ずいぶんと前にワシが作った「敵を見つけるくん・1号」ではないか!
シャントット博士、これは確か、あんたの軍に敵影レーダーとして持たせたまま、返されてないもんじゃなかったっけな?
…あらあら、まぁまぁ。たいへんですわ、魔力切れですわね。
話を逸らした!
こんな状態にある魔法人形が、現在も星の木をどうこうする力などありませんわね。
この人形の呪いかなにかだと考えていたのかね、非科学的な…。
魔法の国で非科学的…だと…?
だがしかし…、もしものために魔法人形に魔力を戻して、尋ねてみなければならんな。何か、わかるかもしれない。
ええ!?本気ですこと!?
とりあえず、後は我々に任せてくれたまえ、チュミミさん。
魔法人形が復活したら何喋るんだろう。
それから冒険者くんも色々と付き合ってくれて、ご苦労様でした。これをあげましょう、私からの感謝です。
ありがとっ。
ウィザードサボを手にいれた!
このまま、3博士さまにお任せしておいていいものか、不安になってきました…。
わかる。わかるぞぉ。
いいえ、信じなくてはっ!3博士さまは、ウィンダスの叡智!!神子さまも、ご信頼なさっているのですから!!!
ヨランオランが比較的まともだから、そこに期待しよう…。