自暴自棄の吟遊詩人

白タルの散歩道

失恋して落ち込みまくってるこの人に、詩が記された羊皮紙を渡したらいいんだって。

Mertaire こんな古臭い歌…、君はオレを馬鹿にしているのか、いまさらこんな歌!?

怒っちゃった!
あの吟遊詩人はめちゃくちゃ褒めてた詩なのにっ。

ルーウェンハート お若いの、何を怒っているんだい?こういう場所では楽しくやらないと、な。周りの客にも迷惑だろう。

白タルの散歩道

あっ、来たぁ!

ルーウェンハート 君も私と同じく歌を生業とする者だと思ったがこちらの見当違いかな?
Mertaire 何だ、あんた?あんたには関係ないだろっ!

ルーウェンハート まぁそう言わずに。ほう、その歌について話してるのかい。いい歌だろう?
Mertaire フンッ、何だこんなもの!もう誰も見向きもしないさ。

ひぃー。
相手を引き受けてくれて助かったっ。

白タルの散歩道

ルーウェンハート 失礼だが、君はその歌とまともに向き合ったことはあるか?ただ古いからと言ってまるで相手にしてこなかったのではないかい?
Mertaire …。

ルーウェンハート もしそうなら、だまされたと思って一度その歌を歌ってみるがいい。

昔の歌って、メロディもそうだけど、歌詞が綺麗なのが多かったりするよね。

白タルの散歩道

ルーウェンハート また会いましたね。ご歓談中、失礼した。
りぃ いえ、ナイスタイミングでした。

白タルの散歩道

ルーウェンハート きっと君とはまた会うことになると思う。その時にはこの歌を好きになっていることを願うよ。

Mertaire あいつ、どこかで見たことがあるな…。

実は有名人?

白タルの散歩道

Mertaire フンッ、そんなことはどうでもいい。あんなやつにオレの何がわかるってんだ。

よし、今のうちにこの場を去るぞ…。