何気なく調べた扉でイベントが始まった!
おじゃましまーす。
誰かと思ったら、あんたか。せまいとこだけど、まぁ入んなよ。
タルからしたら広いっす!
珍しいもんがいろいろあるだろ。へへ、ガラクタばっかだけどな。オレにとっちゃどれもある人から譲り受けた大切なものばかりなのさ。
自慢の道具なんだね。
お~い、元気にやっとるかい?
お、ナリヒラの爺さん!噂をすればなんとやら、だな。
このおじいさんが道具くれたのね。
まだくたばってなかったのか?
ヘヘヘ、お前らとは体のつくりが違うんじゃて!
ヘッ、相変わらずだな。
なんだかアメリカンなやりとりだわ。
どうじゃい調子は?
もちろんキチンと動いてるさ。爺さん、もしかしてあの鐘の音が聞こえないのかい?
ん?ガルムートの調子じゃなくて?
最近、耳が遠くてのぉ。…なんてぇのはウソじゃ。ちゃあ~んと聞こえとるわい!
ずいぶんノリの良いおじいさんね。
ちとばかし鐘の音がにごっとるようじゃがな。そろそろ油をさしてやらんと…。
チッ、なんだよ。心配して損したぜ。
ほう、お前さんにも友人がたずねて来るようになったか。結構結構!
こんにちは。あまりに触れられないから、小さすぎて見えてないのかと思ってました。
知っとるか、おぬし。こやつは今ではこんなだが、ちょっと前はそりゃひどかったんじゃぞ。
?
や、やめてくれよ、爺さんッ!
ホッホッホ、いいじゃないか!こいつがこの街に来たのはもうかれこれ3年ぐらい前になるかのぉ。
ええーっ!
勝手に過去を語られてしまうのっ!?
こやつは一旗あげようって躍起になっとった。一生懸命、それこそ朝から晩まで働いとったの。
そうそう、もうすぐ自分の店を開けるかも、ってぐらい金を貯めたんだけど…。
あ、ノッてきたからセーフね?
情けねぇ話、サギにあっちまってもう、スッカラカンさ…。
ひぇ。
それ以来、こいつは荒れとってなあ…。もう金輪際、誰も信じるもんかっていうような、すさんだ目をしとったのぉ。
無理もないなぁ…。
そんなオレに、時計塔の仕事をやらねぇかって言ってくれたのが、爺さんだったんだ。
ちゃんと見てくれてる人もいたんだね。
良かった。
最初はまたオレをだまそうとしてんじゃねぇかと思ってたんだが、やってるとだんだんと楽しくなってきてさ…。
一生懸命サビを落として油を指して…。1人でようやく整備を終えた時に、聴こえてきた鐘の音の響き…。今でも耳に残ってるよ…。
がんばったのぅ。
ま、おかげでわしは引退して楽させてもらっとるがな。
上手いことやったわね。
あ、そうじゃ、肝心なことを言い忘れとった。例の時計塔の油だが、今、獣人たちが暴れとるせいで品薄らしいぞ。どうにかせんとな。
えっ、ホントかよ? あれがねぇと…。
天晶堂なら扱っとるかも知れんな。ああいう店とはつきあいたくはないんじゃが…。
そうそう。ほんとほんと。
むむ…、そうだ。なあ、あんた、もしよかったら時計塔の整備に使う時計塔の油を取ってきてくれないか?
ぶえ!
な、頼むよ。あの時計はちょっと手を抜くと、すぐにスネておかしくなっちゃうんだ。えらくデリケートなんだよ。
くっ、まぁ下層に行くだけならちょちょいと取ってくるよ。
そいつはありがたい! よろしく頼むぜ。
というわけで、油クレクレ。
ほう、時計塔の油が欲しいのか。あれは獣人どもが暴れてるせいで手に入りにくくなってるからな。
獣人が暴れてるからって、よほど僻地でしか取れない油なのかなぁ?
が、天晶堂は違う。そういう品こそ、ここに来れば見つかるのさ。もちろんカタギの店のようにはいかない、ギブアンドテイクでいこうか。
天晶堂だから、亜鉛鉱12個とかですか。
オレたちは今、オークの黄金マスクを探してる。こいつを持って来れば交換してやろう。いい取り引きだろう?
は?
黄金マスク?
って、コレよね?(過去の画像で失礼。2003年です。)
(タル捕獲しました! よし、鍋にしよう。 ピギャー!)
いやいやいやいや。
機械油と交換に黄金マスクとか割に合わなさすぎでしょう!?
汚いさすが天晶堂きたない。
と言いつつ仕方がないのでダボイへ。
調べたらOrcish Trooperという雑魚が落とすとのことで、シバきまくってようやくゲット。
おるぁー!どりゃー!
ほほう、なかなかやるじゃないか。よし、じゃあ約束どおり交換してやろう。
だいじなもの:時計塔の油を手にいれた!
取ってきたよっ。大変だったんだから!
あぁん…、誰だい?
なんだかガラが悪くなってる?
あぁ、あんたか…。せっかく取ってきてもらって悪いが、もうそいつは必要ないんだ…。
え!なんでよ!使って!
あの時計塔は壊してしまって海からの物資を運び上げるクレーンを建てることになったんだとさ。
え?
…もう決まっちまったんだ。どうにもならないさ。時計塔の油は受け取っておくよ。とりあえずありがとよ。
ちょっとでも何かを信じようと思ったオレがバカだったってことだな…。
え…。ちょっと待って。
お客を家に置いたまま外出するんかい!
鍵閉めようよ!
ガルムート、わしじゃ。そこにおるんじゃろ?
残念ながら。
おぉ、お前さんかい。ガルムートはどこへ行きおった?
さあ…?愚痴こぼしながら行先告げずに行ってしまったよ。
あやつ、留守か。なに、時計塔の取り壊しの話をしとったと?それでガックリきとったか。
やさぐれてた。
しょうがないヤツだな。時計塔保存の嘆願書をもらって、署名を集めて持って行けば、計画を中止させることができるかもしれぬのに…。
そうなんだ?できることはやってみないとだね。頑張って。
え?
私がやるの?
えぇ~。