ちょいと!そこのオマエさぁ。ここいらが、ウチらコブラ傭兵団のシマだと知って、うろついてんの?
シマ。
それともなに? まさかこのミア・リーユさまに用でもあんのぉ?
連邦軍に入りたいの。
……んんん?なに、他国軍からの移籍希望者ァ?チッ、面倒くっさいなぁ……。
そこをなんとか。
……ほら、さっさとしてよ!名前は?なんての?
りぃです。
ふ~ん。……りぃね。じゃあさ、さっそくでわりぃんだけど、りぃ。ちぃと、試させてもらおっか……。
西サルタバルタにさぁ古ぼけた塔があんじゃん?あれさぁここのタルにとってはけっこう重要な施設らしいんだよねぇ。
ホルトト遺跡ね。
んで、その塔が最近調子わるいとかで、タルの頭が雁首そろえて、対策を考えたんだって。その結果が……
手の院院長・特製ゾンパジッパのなんでも魔符!
タルタルらしいネーミング~~~!!
あーやだやだ、口にすんのもこっぱずかしいネーミングだけど魔法的には超すごぃらしくてぇ……コレを塔にぺたっと貼れば、調子わるい個所が自動的に修復されるんだって……。
凄すぎでは。
だけど、ほらぁ。最近じゃ、外もおちおち歩けないじゃん?だから、ウチらの団に依頼がきたってわけ。
なるほど。
もう、わかった?オマエの初仕事は、西サルタバルタのボロ塔にダッシュして、こいつを貼ってくること。ま、パシリもこなせねぇヤツなんて、ウチの団にはいらねぇし。せぇぜぇがんばって、期待に応えてみせなよ。
うん。わかった。
だいじなもの:ゾンパジッパのなんでも魔符を手にいれた!
魔法塔にゾンパジッパのなんでも魔符を貼りつけた!
魔法塔にゾンパジッパのなんでも魔符を貼りつけた!
魔法塔にゾンパジッパのなんでも魔符を貼りつけた!
不思議な音が響きわたった……。
おっ。
3つ貼ったから自動的に修復が始まった?
魔法、とんでもないなぁ。
遅かったじゃん。さっき、ゾンパジッパのヤツが来て金を払ってったから、わかってたよ。
当然のように感知もめちゃ早。
アンタはみごと試験合格ってわけだね!
やったー!
ご入団おめっと~りぃ。これでオマエも、コブラ傭兵団の一員だよ。
よろしくお願いしまっす!
え?金?そりゃあ団のもんに決まってんじゃん。オマエさぁ。すんなり入団を認められただけでもめっけもんだよ?感謝してほしいよ、たく。
えぇ…。
……あ、そうだ。面とおしをしとかないとね。お頭ぁぁぁ~!!
うるさいね……。なんだい、ミア?私の日向ぼっこを邪魔するつもり?
すみません、お頭。コイツ、新入りのりぃです。
ロマー・ミーゴ…。
ナナー・ミーゴのお母さんだ!!
現代ではカザムにいるよ。
へぇ……こんなヤツが私のシゴキに耐えられるのか?逃げだすのがオチだよ。
お言葉ですけど、お頭。ソイツ、立派に初仕事を終えました。このミアが、太鼓判を押します。
ミア…いい人…。
そう……アンタがそこまで言うなら……。りぃとやら!せいぜいミアの顔、つぶさないようにするといい。
うん。
じゃあ、私はもうひと眠りするから。
ひなたぼっこといい、お昼寝といい、とってもネコっぽいなぁ。
ふぅ……あ、ウチの団は基本、自由労働なんだけど……ま、そこにいるコリンオリンが詳しいからテキトーに聞いといて。
じゃあアタイ、他に仕事があるから。せいぜい死なない程度にがんばりぃ。
うん。ありがとう。
コブラ傭兵団に入団しました。
よーし、神子さまのために頑張るぞー!