「ヴェイン」
今までのミッション名とは毛色が違ってて、印象的だよね。
ほお、もうランク8ですか。まずは、お祝いの言葉を。おめでとうございます。
ありがとうございます!
そんなあなたに用意された次のミッションは、耳の院からのミッションになるようです。魔法学校の先生方に、詳しい話をきいてください。
はーい。
次は耳の院か。
各院とも忙しいんだなぁ。
そういえば、神々の書をはやくアジマルに見せたいんだけど、まだ闇牢に入れられてるのかな。
うーん、どうしようもないから待つしかないのか…。
そうだ。最近クピピにも会ってなかったな。元気かしら。
今までとってもたくさん、いろんなことがあったなの…。それでも立ち止まらずに、ここまで歩き続けてきたのは、誰のためなの?何のためなの?
え…。なんでだろう。押しの強いタルたちに引きずられて巻き込まれて…?
…答えなくてもいいのなの。ただ、こんなにながい間、クピピたちと一緒にがんばってくれて、ありがとうなの!
クピピ…!
最初は怪しげなまなざしを隠しもせずジロジロ見てきてたのに、今やこんなにも信頼してくれてるわよーっ!!
魔法学校の先生はどんな用事なのかな。
お待ちしておりました、ゲートハウスで、ここ魔法学校のミッションを受けてくださった方ですね。
そうです。
突然ですが、あなたは、ここ魔法学校の校長がどなたかご存知ですか?
コルモル?
そうです、コルモル博士です。しかし、あなたもご存知の通り、コルモル博士は石の区の博士宅にこもりきり…。校長のお仕事は必要最低限をこなすのみの状態…。
仕事をする時はものすごい能力を発揮してたけど、たまにしかやらないのね。
なぜなら、コルモル博士は4年前に一度、職を退いておいでなのです。その時、新しく校長に就任なされたのが…セーダルゴジャル氏という人物でした。
新校長が出奔したから、仕方なくコルモルがもう一度校長をやるはめになったんだよね。
セーダルゴジャル氏は、学力・体力ともに申し分なく、耳の院の院長になるに、もっとも相応しい方でした。しかし、彼はなぜか逃亡し、困った私たちは、コルモル博士に再び校長の座に戻っていただいて、今日にいたります。
そんなに優秀な人が、どうして。
3年間、私たち教師は実質的には校長不在という緊急事態に適応しようと頑張りました。しかしこのまま魔法学校を運営していくと、生徒たちに悪い影響を与えかねません。
3年間も!なんという苦労を。
そこで、あなたの出番です。ぜひ、全世界をまたにかけるあなたの協力を仰ぎたい。セーダルゴジャル氏を見つけ出し、連れ帰っていただきたいのです。
確かにそういうことなら、冒険者は適任ね。
逃げた校長は、耳の院の指輪を持ったままです。そこで、この「みつけるくん」がお役に立つでしょう。
で、でたー!魔法人形!!
この「みつけるくん」は、院長の指輪が紛失するという一大事がおきたときのために、コルモル博士が作った意欲作。指輪が持つ「星月の魔力」をかぎつけてくれます。
地味にすごいな!
実際、コルモル博士がヤンチャな若かりし頃、紛失した指輪をこれで探し出したと言い伝えられています。
自分の指輪探すために作ったんかい!!
「みつけるくん」は本当に突然、思いがけないような時に喋りだすので聞き逃さないように注意してください。
では、スイッチオン!
ケヒヒヒヒ! オレ ニ マカセロ! 「キタ」 ニ イクベシ!
あっ!これ、エリアチェンジのたびに喋ってうるさいやつだ…!!!
早めにクリアせねばだわっ。
だいじなもの:魔法人形「みつけるくん」を手にいれた!