院長の指輪を5つ集める。
これが今回の指令。
えーっと、今の各院の院長は…。
目の院 (魔法図書館):トスカポリカ
口の院 (魔導院):アジドマルジド
耳の院 (魔法学校):セーダルゴジャル
鼻の院 (生物研究所):ルクスス
手の院 (カーディアン工房):アプルル
アプルルちゃんの指輪はもう貰ってて、トスカポリカは目の院にいつもいるね。
アジマルの指輪って、持ったまま闇牢に入ってるのかな?どうなんだろう。後回しにしよう。
ルクススって、フェ・インにいるよね…。
セーダルゴジャルって、え、まさかまた、ダボイの修道窟抜けて会いに行かないといけないの!?
もうダボイの封印とかいいから帰ってきて…!!!
一番会いやすいトスカポリカから行こう。
ムムム!なんだ!私はやましいことなどなにもないぞ!神子さまに逆らう気など、まったくないぞ!
やましさしかない!!
まぁ、それよりさ。指輪貸してほしいの。
…?なんだと?また、目の院の指輪を貸してほしいだと…?
うん。
ムム、わかったぞ!またもや、心の院に行く気だな!?
もはや、心の院に行く必要はない。行ってもならん。またもや神子さまにばったり出くわしたら、どう言い逃れするというのだ!?
違うよ。シャントット様にもらって来いって言われたのよ。
…ムムム!なに!?目の院の指輪を使って闇牢のアジドマルジドを助けると!?
うん。
…ウムムム…。闇牢…か。あの牢に入れられたものは、魔力を吸い取られ、やがて死にいたるといわれている…。
えっ、死んじゃうの!?
神子さまとて、アジドマルジドの命まで奪う気はないだろう。しかし、彼の魔道士としての命を奪うつもりなのかもしれぬ。
ああー、なるほど。
もう思い切った行動ができなくなるように、力をなくしてしまおうということなのね。
ムムム!?いつだったか、一度、そういった悲劇があった…ように思うが…。あれは…?誰が…?
えっ、誰かが魔力が無くなるまで闇牢に入れられてた!?
そんな大変なこと忘れないでっ!
…それはともかく、私はアジドマルジドを助けるつもりはまったくない。私に協力を頼むのは、筋違いというものだ。さっさと帰れ、帰れ!
ええー!?薄情ー!!
いいもんねーだ。カラハバルハの指輪使うもんねー。シャントット様に呪われちゃえー。神子さまに怒られちゃえー。
…!?ムム?ちょっと待て…?
なにさ。
まさか…、ムムム…おまえから感じるその魔力…。それは…。
ああ、この本?
白き書に魔力が戻るとは!なんたる奇跡…!なんたる福音…!それはすなわち、ウィンダスが滅びから逃れたということだ!
でもこれ読まないとどうしようもないでしょ。
…なに!?これをアジドマルジドに読んでもらうだと!?馬鹿な!それならば私に貸してみろ、私が…!
トスカポリカは目の院の院長をしてるくらいだから、相当な魔力の持ち主よね。
本の内容にめちゃくちゃ興味があって知りたいだろうし、もしかして本が読めたりする?
わああ!?
くぅうううっ!だめだ…。この魔力、手に負えん…。神子さまの「まがつみの星」なくとも、どうにか開けそうな感触はあるのだが…。
院長を務めるほどの魔力の持ち主でも、神々の書開けないんだ!?
…。
ムムム…確かに、アジドマルジドほどの魔道士ならばこの魔力に耐えられるかもしれん…。
…仕方ない、私の負けだ!
おっ?
アジドマルジドに読ませたら、その内容を、私にも教えることが条件だ。カラハバルハ院長が知った「真実であるがゆえに危険なもの」を私も知らねばならん。
うん。わかった。
興味と使命感には勝てなかったね。
ほら、目の院の指輪だ。条件を守り、用が済んだらさっさと返すのだぞ!
ありがとっ。
だいじなもの:目の院の指輪を手にいれた!
あとはフェ・インとダボイかぁ…。
せめてもうちょっと行きやすいところに居てくれないものかな…!