テディムを探しにゲルスバへ~。
ここは…ウィンダスミッションで来たとき、大迷宮だったところだ…。
あの頃に比べたら、かなりスイスイ進めるようになって、私も成長したもんだわぁ~。
川には落ちたけど…。
竜騎士ジョブ取るときと同じところだ。
ここ、家畜小屋だったの?
…ん?
おい、人間だ!こっちに人間がいるぞ!捕まえて家畜小屋にブチ込んじまえ!!
あら。
ブチ込まれてしまいましたわ。
落ち着きたまえ。
ベシーッ!
あ、兄貴が一撃でやられた!や、やべえ…!!!
みたいな顔してて可笑しい。
このままで済むと思うな、人間どもよ!おまえたちの時代の終わりは、もうすぐそこまで来ているのだ!!
そうなの?
でかい顔をしていられるのも、いまのうちだけだぞ!
見事な捨て台詞であった…。
だいじなもの:オーク小屋のカギを手にいれた!
やれやれ。
おい、待て。
ん?
あれ?トリオン王子。
北方に遠征に行ってるってガードが言ってたけど、戻ってきたのね。
戻ってきてすぐ事態を聞いてゲルスバに駆け付けたのかな。
お前が、ピエージェが遣わせたという冒険者か?
そうです。
オークたちと戦い、見事に勝利を収めたようだな。
エッヘン。
我が腰抜けの弟にかわり、その働きに礼を言おう。
腰抜け…は言い過ぎでは…。
しかし、呆れたものだ。北方から我がサンドリアへ戻ってみれば、ピエージェは自分の力で子供1人も助けることもできず、冒険者に命じたとは…。
いやまぁ、いろいろ大変そうだったよ。ピエージェ王子。
特にあの教皇がいろいろいろいろ言ってきそうでなんかなぁって感じだった…。
…これは王家の恥と、このトリオン、急ぎ馳せ参じた次第だ。
さすがすぎる行動力。
まぁ、無駄話はここまでにしよう。さぁ、さらわれた子を助けようではないか。扉を開けたまえ。
はーい。
いるかなぁ。
誰かいないか!?
敵がいるかもしれないのに、正々堂々過ぎる!!
あぁっ!トリオン王子だ!
うむ、お前がテディムか?大聖堂の子か?
うん!そうだよ!トリオン王子が助けに来てくれるなんて、僕、とっても嬉しいよ!
あんた!
仮にも自国の王子なんだからもうちょっと言葉遣いを…!人のこと言えないけどっ。
よし、無事で何よりだ。この少年は、私がサンドリアへ送り届けよう。
まったく気にしてない懐の深さよ。
冒険者よ、ご苦労だった。お前の働きについて、ミッション担当のガードに伝えておこう。帰りに寄るがいい。
恐悦至極に存じます。
…あれ?
結局テディムって、オークにさらわれてたのかな?
カギがかかった中にいたし。
先ほど、トリオン王子からお前の働きについて伺った。立派な働きだ。この働きを評価し、サンドリア王国は、りぃをランク2の冒険者として承認した。
わーい!褒められたー!
だが、あわてるな。この承認は、あくまでもサンドリア王国でのみ通用するものだ。よその国では通用しない。
はい。
今しばらくは、この周辺で経験を積むのがよいだろう。そうすれば、おのずと他国への道も開けるだろうからな。
ふむふむ。
ああ、それと…大聖堂の総長様が、お前に礼を言いたいとおっしゃっていた。後で大聖堂に寄るがいい。
はーい。
やった~!
ランク2だー!
ウィンダスとフォントが違うのね。
テディムを助けていただきまして、有難うございました。冒険者の方。
ありがとう、お姉ちゃん!
どういたしまして。
私にできることは、冒険者の方の旅の無事を祈ることだけですが…。ぜひ、あなたのために祈らせてください。
ありがとっ。
あなたの旅に光あるよう。あなたにも楽園の扉が開かれますよう…。
…ん?
テディムが帰ったか…。…あの冒険者め、余計なことを…。
え…?
え!?
教皇、分かりやすすぎる悪者!!