りぃ、お前のサンドリアへの貢献はよく耳にしている。わしらはそれに応えるだけのことをしているのだろうか。今度もまたお前の力を頼らねばならぬな。
ははーっ。
あっ、Tシャツのままだった。
こんな格好でごめんね王様。
まぁ、もういいよねー。
ハルヴァーから話を聞いているかもしれんが、この度の任は、我が亡き妻ローテが出したものなのだ。そんな驚いた顔をするな。生前に遺言として残した、ということだ。
なるほど。
お前はローテが育てた花が植えてある庭園へ行ったことがあるか?口うるさいのが1人いるから体よく追い払われたかもしれんがな。
ローテはあの庭園に、夢幻花を枯らさぬよう常に咲かせてほしい、と言い残したのだ。花なぞ、と思うかもしれんが、これがすぐに枯れてしまう上に、種の入手が非常に困難なのだ。
へぇ。どうしてそんな大変な花を咲かせ続ける指示をしたんだろう?
ゆえにこうして定期的に人材を探し、種の入手を頼んでいるのだ。聞くだけでは、簡単な仕事に聞こえるかもしれん。しかし状況が許すなら、迷わず精鋭部隊を派遣するほどに難しい任務なのだ。
えっ、受けたくなくなってきた…。
りぃ、お前の今までの活躍を見れば確実にこなしてくれるであろう。期待して待っている。そして、もしできれば庭園にあるローテの墓に祈りをささげてやってくれ…。
ううっ、王妃様のためならば仕方ない。
行ってきまーす。
あの後ハルヴァーに話しかけたら
取って来てほしいのはアルテパ砂漠のオアシスのほとりに咲くという夢幻花だ。しっかりと頼むぞ。
と言われたのでやってきました。
天啓の岩の西らしい。
ここかぁ。
昔はここらへんでPT組んでレベル上げしてたねぇ。
これが夢幻花なのね。
思ってたよりポップなお花だった。
株ごと持って帰ればいいのかな。
えっ、ちょ…?
サボテンダー!?
なんやおまえー!
これが難しい原因かー!
レベル99でよかった!!
だいじなもの:夢幻花を手にいれた!
取ってきたよ。
おお、それだそれだ。国王からの伝言で、庭師のシャルヴァトに渡してほしいとのことだ。ローテ様もお喜びになっていることだろう。
庭師さーん。あれ、いない?
いつもいるのに。
どうしたんだろう。
ご飯かな。
こんなところで、のんびりと花見かい?見かけによらず、なんとも繊細で、優雅な趣味だな。
え?