ミスラとクリスタル 其の弐

白タルの散歩道

りぃ アルド、元気?
アルド オレたちにはもうあいつを追いかける気力はない…。あの力に打ち勝つ自信がないんだ。分かってくれ。

あら。そうなのね。
まぁ、あれだけ力の差を見せつけられたら当然そう思うよね。

geebeh アルド兄ちゃん!

白タルの散歩道

アルド なんだ、お前たち?フェレーナなら今はダメだ。それに、ここへは来るなと言ってあるだろう。いったい何の用だ?

この子達、ここまで来るの許されてるんだ!?

payasabya フィックの、フィックの植えた種から芽が出たんだ!
りぃ おおっ!?

アルド なんだと…?あの種はそう簡単に育たないはずだろう。
geebeh まぁいいから来てみなって!

白タルの散歩道

payasabya ホラ、ここ!何も変わってないように見えても、ちゃんと地面のしたで芽が出てたんだ。ちゃんと成長してたんだよ!

地面の下に?
気になりすぎてちょっと掘っちゃったんかい!

geebeh オレたちの植えた種に芽が出た!フィックとオレたちで植えた種に、芽が出た!
アルド …本当にこんなことがあるとはな。

フェレーナ 兄さん…。

白タルの散歩道

アルド フェレーナ…。お前とフィックたちが植えた種から芽が出たそうだ。子供たちが一所懸命水をやったんだろうな。

やりすぎてて腐らせないかヒヤヒヤものだったけどね。

アルド お前やフィックがやってきたことはムダじゃなかったのかもしれないな。
フェレーナ 私、ここのところ全然ここへ来ていなかった。自分のことばかり考えてて…。ごめんなさい、フィック。

それは仕方がないよ。
すごく大変な目にあってたんだから。

白タルの散歩道

フィック 芽、出たのか。フィックの言ったとおりだ。みんなで育てればできないことなんてない。
りぃ あっ!スケスケ!

フェレーナ フィック…!?あなたどうして?
フィック まだ芽、出ただけ。このままがんばれば花も咲くはず。だけどフィック、残念だけど水も肥料ももうやれない。

白タルの散歩道

フェレーナ …!
フィック でもフィック信じてる。必ずみんな力あわせて、花咲かせてくれる。だから、フィック心配してない。

フェレーナ えぇ、フィック。必ず、必ず花を咲かせるわ…!
フィック じゃあな。フィック、もう寂しくない。いつでもみんなといる。こんな気持ちになった時、フェレーナたちの言葉で何というんだっけ…。

白タルの散歩道

フィック そうだ、「アリガト」だ。フェレーナ、いちばん最初に教えてくれた。これ、フィックたち獣人知らない。でも、とても好きな言葉。フィック、仲間たちに教えたかった。

白タルの散歩道

フィック アリガト、みんな…。
フェレーナ フィック…!!

ああ、本当にいってしまった…。

白タルの散歩道

フェレーナ フィック、私にもあなたのような勇気が少しでもあれば…。でもごめんなさい、今の私には何もできないわ。何も、何もできないのよ…。
アルド フェレーナ…。

白タルの散歩道

なにもできなくなんてない。けど、なんと声をかけていいのか分からないな。

とにかく今はゆっくり休んで、マック爺とゆっくりお茶飲むとかいいんじゃないかな。
シーフAFの時に出てきた、ギャンブル好きなあのゴブ達にも会ってほしいな。

白タルの散歩道

アルド 今のオレにだってできることはあるはずだ。このままおとなしくしてたら、フィックに怒られちまうだろう?

うん?どうした?

アルド 待ってろよ、ジラートのチビめ。あいつを倒さないことにはオレたちはこのまま前に進むことはできないんだ!
りぃ えっ!?

アルドのやる気が急上昇!?

冒頭のモウダメダって言ってたのと真反対の…!

りぃ フィック…あんたすげぇよ!!