オマエ、知ってるかァ?
アタィたちのォことォ、知ってるなァ?
チェコチュクとモヴァマクでしょ。
ジャボス、知ってるなァ?
帰ってェきたことォ、知ってるかァ?
うん。
男神プロマシア様、知ってるかァ?
会ってきたことォ、知ってるかァ?
うん。
ジャボス、なにも喋らなァい。
男神プロマシア様ァ話したことォ、喋らなァい。
喋らないの?
モブリンたちはとても聞きたいだろうに。
あ、倒したとかとても言えないか…。
いや、倒したのは器だから。本体は多分アルタナの所に行ったんだろうし、別に良いのでは。
オマエ、説得しろォ。
オマエ、説得できィる。
また自分から檻に入っとるんかい!
すんごいせっつかれる。
ジャボス。
りぃ……!来て……くれたのか……?
また……、会えて……嬉しいぞ……。でも俺……今……、とっても……悩んでる……。
何に悩んでるの?
俺たち……男神プロマシア……会ってきた……。恐ろしいこと……知った……。
男神プロマシア……本当は……人の親……だった……。でも……そんなこと……言えない……。
なんで?
モブリンは人間の親が誰だろうと別にどうでもいいのでは?
モブリンたち……そのこと……、人に言う……。そしたら……怒った人たち……モブリンたちと……争いあう……。
ああ、なるほど…。
俺……よくよく……考えないと……だめ……。もう二度と……間違ったこと……言わないように……。
ジャボスでっかァでっかァクリスタルなァ、入ってェ神様んとこな行ったなァオゥレたち、わかァてる。
ジャボス、こいつのォ命なァ、惜しけェれば男神プロマシア様のことォ、言うゥ!
ジャーボスゥモブリンとォ、フントの仲間ならァぜったゥフントなァことォ言ィるゥ!
私人質ですかッ。
本当の……仲間……そうだな……よく、わかったよ……。みんな……。俺は……もう、決して嘘はつかない……。
俺は……不器用だ……。だけど……、本当のこと……言う……。だから……、俺のこと……信じてくれ……。
俺……、そこにいるりぃと……男神プロマシア……会いに行った……。そして……、本当のこと……分かったんだ……。俺たち……人は……
男神の子……だったんだ……。
!?
!?
俺たち人は……みんな……ずっと……、自分たちが……女神アルタナの子……、そう、思っていた……。でも、人には……、ふたりの親がいたんだ……。
俺たち……人は……、男神プロマシアと女神アルタナの……子供だったんだ……!
ジャボスはァ……ほんとなことォ言ってるなァ、よくわかるゥ。
わ、わかって……くれるか!?
そんでェ、ジャボスはァ……ほんとなことォ信じィられなァ、よくわかるゥ。
そうだ……。俺は……、本当は……、信じられない……。信じたく……ないんだ……。
私は別にどっちでもいいんだけど、信仰している宗教がある人はこんな感じなのかしら。
でもこれは……俺が……昔……みんなに……、教えたことの……報い、だ……。みんなも……知りたく……ないこと……信じたく……ないこと……俺に……教えられ……たんだ……。
大丈夫ゥ……。モブリンはァ、男とォ女なァいるゥ。だかァら、わかってたなァ……。
男神プロマシアがァオヤジならァ、どこかにィカアちゃんがァ、いらはずだってェ。
女神アルタナがァカアちゃんだってェ……それにゃァちょっくりィビックリしたけだなァ。
……?
ジャーボス、ガルーカだこらァ、独るぼっちなだァ。だこらァ、カアチャンのいるこたァとったもォ、ビックリしたるだなァ?
だけどォ……こォ考えるとォ楽しいぞォ。獣人もォ、人もォ、兄弟だったてなァ!
……!!!
なるほど、ガルカは両親がいないから親が2人いるってのがよく分からなかったんだな。
そしてモブリンは柔軟だなぁ。
めでてェなァ!こゥりゃァ、めでてェなァ!
踊ろォ、踊ろォ!うたおォ、うたおォ!
人間と兄弟って、喜んでくれてるよ。
よかったね。ジャボス。
……りぃ、俺……、どうしよう……?
まだ何か悩みが!?
モブリンたち……、自分たち獣人が……男神の子だって……思い込んでるの……どうしたらいい……?
やっぱり……本当のこと……、言うべきか……?仲間……だもんな……?
でもさ、男神の子じゃないとしても、誰の子だか知ってるの?
……なんだ?俺……、本当に……本当のこと……知ってるのか……って?どういう……ことだ?
そうか……。モブリンが……男神の子じゃない……。ミルドリオン枢機卿様が言ったこと……本当か嘘か……わからないのか……。
エシャンタールのはどこ情報なんだろうね。
もし……、モブリンが……女神の子だったと……しても……それでも……俺たち人と……、獣人は……兄弟に……変わりないな……。
うん、わかった……。このまま……俺は……モブリンたちと……歌って騒ぐよ……。
歌…えるの…?
そして……人と獣人が……兄弟だってことを……ゆっくり……ゆっくり……伝えていく……。
うん。がんばれ。
りぃ、タンキッヤァ……。
タンキッヤァ。
ありがとう。かな。