またNM出てきた。
防衛してるのかな。
よくやったー!
おや、弟。
マッキーお兄さまから話は聞いてるぞー!なんと、おまえもジラートの王さまに会いたいんだってなー!?
言っとくけど、ジラートの王子さまとお姫さまの役は、おいらたちが取ったからなー!
え?ど、どうぞ。
おまえも聞いただろ?ジラートの王さまには、おいらたちと同じ、男ふたりと女ひとりの子供がいたんだって!でも1万年前に、みんないなくなっちゃったらしい!だからきっと寂しがってるはず~!
それにすっごいながい間生きてるから、きっとボケボケだよ!ちょっとくらい小さくても気づかないかも!
えっ、ずっと生きてるのかなぁ!?
おまえのことは従者にしてやってもいいぜー。だから早く、西の塔に行ってくれー。
お姫さまに失礼ないようになー。
お姫様…チェルキキかな。
はい、よいしょぉ。
ちょっ、大丈夫!?
……うう、今のモンスターにカジられて死ぬとこだった……。
うおお…。間に合ってよかった。
くるしゅ~ないぞ~。助けてくださって礼を申すぞよ~。
すっかり姫だわ。
クッキーの兄者より、そなたのことは聞いておるぞよ~。あっぱれあっぱれだぞよ~。
おいらたちがジラートの王さまに会えたら、ほめておいてあげるぞよ~。
じゃあ、兄者に連絡をつけるぞよ~。みんなで「いっせいのせ~」で、3つの塔を解放するぞよ~。
同時に操作しないといけないの。
どうして知ってるんだ。
そこらへんにいるジラート人が教えてくれたのかな。
おおっ。
おおおっ。
おお~。
開いたか~!?
開いたのか~!?
開いちゃった~!?
開いたねぇ。
王とうちゃーん!
父ちゃんかい!
照明がすごい。
かいもーん!兄王子さまのお帰りだぞー!
かいもーん!弟王子さまのお帰りだぞー!
かいも~ん!お姫さまのお帰りですぞよ~!
……この扉も、開かないようですね。
開かない扉ばっかりやな。
あなたたち、いったいなにをしているのです?
確かに聞こえるな。この扉の向こうからか?
聞こえないの私だけ?
おまえには聞こえないのか?この、胸を締め付けるような、呼び声が。
そんなに?
……この向こう……行かねばならない……。そんな気がする……。
これだけ立派な門なのです。この奥にジラートの王がいらっしゃるにあらかた間違いないでしょう。
この、心に重く響いてくる呼び声。これはジラートの王さまのお声なのでしょうか。
私、さっぱり声が分からんのだけど…。
ならばどうしてこの門を開いてはくださらないのでしょう。ヴァナ・ディールより来た私たちを拒んでいるのでしょうか……?
ああ、りぃさん。私たちにはどうしたらいいのかわかりません。ミルドリオン枢機卿さまが私たちに届けてくださった、このリングを使うとタブナジアに戻ることはできるようなのですが……
すごいアイテム渡してるな。
しかも行き先がタブナジアって。なにがなんでもウルミアを無事に帰したいんだな。
しかし私は、この扉が開くのを待たなくてはなりません。ですからどうぞ、あなたがこのリングをお持ちになってください。
タブナジアリングを手にいれた!
いや、自分で持っておこう!?
でも当時はこれがご褒美アイテムだったんだよなぁ。
あの扉開かなかったから、こっちから…
何故プリッシュが中から!?
あっ!りぃ!
プリッシュ!?
みんな無事だったんだな。手を貸してくれ! 俺、ナグモラーダの野郎を追っかけてみたんだけどよ……途中にある扉が開かねぇ!どうやっても、ぶっち壊せねぇんだ!畜生、俺のアミュレットさえありゃ、簡単に開いただろうによ!
殴ったり蹴ったりしてみたのか…。
このままじゃ、ナグモラーダの野郎、俺たちより先に「虚ろの器」にたどり着いちまうぜ!
……虚ろの、器……?いったい……、それはなんだ……?
俺もよく知らねぇけどよ、その装置は、人の心の中にある「虚ろなる闇」を取り出してくれるもんらしい。
「虚ろなる闇」を……?
りぃ、覚えてるか?古代の人間が心の声をなくしたのは、心の中の「虚ろなる闇」が原因なんだ。
うん。
心の中の「虚ろなる闇」が、でっかくなって、心の中の「光」を覆っちまったからなんだ。だからナグモラーダは、「虚ろの器」を使って、完全なジラート人に戻ろうと考えてる。
心の中の虚ろを全部取り除いたら、ジラート人に戻って心の声が聞こえるようになると思ってんのよね。
だけど、ミルドリオン様は、「虚ろの器」は、危険なものだって言ってた。セルテウスも同じだ。
どう考えてもそんなすごいの、ヤバいよね。
成功しても本人か周りにか、何かしらの副作用がありそう。
だから止めなきゃなんねぇ!さぁ、ブッ飛ばして行こうぜ!