ついにプロマシアの呪縛最終決戦だ。
なんじゃこりゃー!?
いったい、どーなってやがんだ!?
ぎええ!?
あれは……、クフィム島か?
俺たちのヴァナ・ディールがすぐそこに!
赤い羽根…これは。
もうやりあってる!
セルテウス優勢か!?
め~!
て~!
お~☆
ああっ、セルテウスにメテオが!
セルテウス!!!
……ッ、大丈夫だ。
それよりもあれは、時間稼ぎに過ぎない。
あれで串刺しになってるときは動けないんだな。
わが身を贄とすれば、ここから引き離せるかと思ったが……私に封じられた「虚ろなる闇」は、ヴァナ・ディールのすべての人を取り込んだその「終わり」まで取っておくつもりらしい。
つまり、メインディッシュにされると。
「終わり」か。それは、男神が「死ぬ」ときのことだな?
俺はバカ野郎だったぜ。男神の意志である「虚ろなる闇」とは、再生なき完全なる「死」のこと。
そんなものを集めたら、いくら男神だって死んじまうんだ。だから、「虚ろなる闇」を分けるため、バラバラの器が必要とされた。
そう、「人間」という器がよ。
虚ろなる闇を集めさせないための器。
つまりそれをやったのは、女神アルタナ。
そうだ。男神を生かすため、人間を生むため、女神は母なるクリスタルから力を奪った。
母なるクリスタルは5つに砕け散り、世界は神の世界……はるか高みからヴァナ・ディールへと変異したのだ。
ヴァナ・ディールは元は真世界!?
全然別のものなのかと思ってた。
再び神の世界へ至るため、アル・タユの人々はクリスタルをひとつにした。そして、人々はすべてを思い出し、元の姿……あの男神の姿へと戻った。
そして彼らは知ったのだ。「虚ろなる闇」に満たされて一度死んだ私には、それがよくわかる。
「終わり」という切望。
終わり…。
驕慢、嫉妬、怯懦、無知、憎悪。そんな闇だけを抱えて生きる……ということを終わらせたい、と。
プロマシアはそういう感情のみを抱えていて、人生嫌になってるってこと?
楔が解けた。
タルたちも転がっていった~。
おもしれぇ。死にたがりの神様か。
女神が邪魔をするし、完全な死を望んでいるから虚ろが足りなくてなかなか死ねないんだな。
なんか、難儀ではあるな…。
おい、男神様よ!わりぃが、俺もセルテウスも、もう人間じゃねぇ!おまえの希望を、叶えてやるわけにはいかねぇ!
でも、りぃ。おまえは人間だ。だから、おまえは自分で決めろ。人間として、神として、「終わり」を迎えたいのかどうか!?
まだやりたいことたくさんあるから、心中してやるわけにはいかないよ。
おっしゃー!いッくぜぇえーーーー!?
男神相手に正面から突っ込んでいくプリッシュさん流石ですー!!