第7章
眩き石の御許にて
どうも。
行き倒れのプロです。
あんな空の上で爆発してどうして生きてここにいるんだろう。
母なるクリスタルが助けてくれてるとか、そんなの?
ん?あれは…
チェブキー兄妹が行き倒れてる!!
ゴソゴソしますか?
やってみる
→やってみない
ゴソゴソしてやりたい…!
だがここは大人の対応を見せねば。
ゴソゴソしないでおこう。
(……いつもゴソゴソされているのだ。
少しくらい、ゴソゴソしてもいいだろう。)
強制かー。強制イベントなら仕方ないなー。ゴソゴソしないと仕方ないなぁ~~~!!
ゴソゴソゴソゴソゴソゴソ
大公親衛隊制式指輪を発見した!
ウきゃー!
クきゃー!
モきゃー!
おいらたち、生きてる?
おいらたち、生きてるね?
あっ!
おまえはっ!
バハムートを怒らせた りぃ!
男神倒せるって言ってみただけなのに…。
逃げろ~!
はなれろ~!
スタコラさ~ん!
気をつけて帰るんだよ~。
大公親衛隊制式指輪を手にいれた!
はー、やれやれ。
他の人たちは無事かなぁ。
りぃ!いったい今まで、どこにいやがったんだ?
めちゃくちゃ元気だった。
んんん?まあた、行き倒れてやがったのか!?
ぐぬ…。
へっへっへ!俺たちの方はみんな無事だぜ? いやぁ、さすがに今回は、みんなでおダブツだって思ったけどな!?
私とチェブキー兄妹以外はみんな飛空艇で戻ってきたってことよね?きっと。
なんで私らだけぶっ飛ばされたん!?
そういや、あんときなにが起きたか、おまえはわかってるか?
バハムートが私を見て何故か怒って、メガフレアし始めたからテンゼンが剣を抜いて火がぶわーって。
テンゼンの鳳凰丸が、俺たちを守ってくれたんだぜ?刀に込められていたすべての力を解き放って、バハムートのメガフレアを受け止めてくれたんだ。
全ての…。
バハムートは、これでしばらく大人しくなるはずさ。えーと、そうさ、コウチャク状態ってやつだな。
ということはバハムートもダメージを負った?
……。
なぁ、りぃ。生きるってさ、大変なことだよな。
俺さ、世界もみんなも救えるんだったら、この命なんか惜しくネェって、そう思ったんだ。でも結局、そうはならなくて、だから、わかったことがあるんだ。
プリッシュがそういう考えになったのは、体の中の闇が結晶化して出たからだよね?
洗礼の箱でああならなかったら、楽園の扉を開くために動いてたのかな。
俺が死なねぇでヴァナ・ディールを救うってのは、すごく大変な方法だったけど、あることはあったんだってことがさ。
きっと今までいろんな時代で、ぜってぇに諦めない誰かが、それを探し出して……だから、男神プロマシアに呪われても、人は生きてこられたんだなぁ。
だからおまえもこれから先、なにがあっても、生きて、戦えよ。俺はおまえが生きててよかったと思ってるからさ。
うん。ありがと。
へへへ!さぁてと!りぃ、休んでいるヒマなんてねぇぞ!神都アル・タユにいるっていう、もうひとりの「世界の終わりに来る者」!さっそくソイツを倒しに行こうぜ!
もうひとりの…一体誰なんだろう。
まさかやっぱりセルテウスでしたー。とか言わないよねぇ?
みんな、タブナジアのどっかに
いるはずだから、みんなに声かけたら港へ来いよな。