だいじなもの:水入りのフラスコ・5つめを手にいれた！

だいじなもの:水入りのフラスコ・3つめを手にいれた！

だいじなもの:水入りのフラスコ・4つめを手にいれた！

だいじなもの:水入りのフラスコ・1つめを手にいれた！

だいじなもの:水入りのフラスコ・2つめを手にいれた！

よし！

すべての霊晶泉の水を
汲んできてくださったのですね！これで、濃度調整をして霊晶水にするための準備が整いました。

えぇと……あ、あそこに……。ファルズンさーん。
は、はいっ。

すべての霊晶泉の水がそろいましたよ。これで、次のステップへ進めますね。
ありがとうございます！

ファルズンさんはりぃさんが、泉の水を汲んでまわっている間、ずっと霊晶水について勉強してらしたんです。その成果を、りぃさんに見せてあげてください。
はいっ。まだ、すみずみまで理解していないですけど……。でも、なんとかやってみます。

うん。頑張ろう。

コ、コホンっ。……それでは、霊晶水の濃度調整をはじめましょう。まず手始めに、霊晶泉の水5種、それぞれの霊晶濃度について調べなければなりません。

ふむふむ。

霊晶水作りにおいて、いちばん神経を使わなければならないのは、水に溶け込んでる霊晶の濃度なんです。どれだけ理想値に霊晶濃度を近づけられるか？それが霊晶水の出来を、左右するのです。

じゃあ、さっそくこの試験紙を使って、汲んでいただいた泉の水の霊晶濃度を調べてみましょう。霊晶濃度が高いほど、試験紙の変色時間が短くなります。

ファルズンは試験紙を泉の水に浸した！

りぃさんは、どのフラスコの、霊晶濃度について知りたいですか？

えっ？
別に知らなくていいけど。

ファルズンがちゃちゃっとやってくれるんじゃないの！？

ええっ！
め、めんどくさ…。

１つめ。
この水入りのフラスコ・1つめに入ってる泉の水は、とても霊晶濃度が低いみたいです。見てください、試験紙の色がちっとも変わらないでしょう？

２つめ。
この水入りのフラスコ・2つめに入ってる泉の水は、水入りのフラスコ・4つめに入ってる水と同じ霊晶濃度だと思います。間違いないです。

３つめ。
この、水入りのフラスコ・3つめに入ってる泉の水は、とても霊晶濃度が高いみたいですねぇ。ほら、試験紙の色がこんなに変わってます！

４つめ。
この水入りのフラスコ・4つめに入ってる泉の水に試験紙を浸すと、水入りのフラスコ・1つめの3分の1の時間で反応が出ていますよ。

５つめ。
この、水入りのフラスコ・5つめに入ってる泉の水は、いちばん霊晶濃度が高い泉の水の、半分の濃度だと思います。

確実に傭兵よりも錬金術ギルドの方が向いてるよ！
この仕事が終わったら転職すべき！！

濃度調整を始める。
わかりました。濃度調整では、フラスコの水を3分の1ずつ、ビーカーにいれて攪拌していきます。

このビーカーには、フラスコ2本分の水を入れることができるので、えぇっと……濃度調整は6回までってことになるのかな……。

ビーカーに……どのフラスコの水を、入れますか？

どうして素人の私に任せるの！！
ナフィワー、そこで見てないでやってよ！せっかく汲んできた水が無駄になる！！

助けて用語辞典ー！！！

～　実験途中経過省略　～

濃度調整した水が輝金のように輝いています！素晴らしいです！！

あっ。……りぃさん、このビーカーには、もうフラスコの水を入れることができません……。どうしますか？
ギルドに提出！

わかりました！ナフィワーさん、りぃさんが濃度調整して、作ってくれた霊晶水です。よろしくお願いします。
確かに、受け取りました。一晩ねかせてから、状態を確認する必要があります。

結果がでましたら、ファルズンさんの仕事としてサラヒム・センチネルのほうへ、ご連絡いたします。高品質の霊晶水になっているとよいですね。

あ、ありがとうございますっ。りぃさんも、ありがとうございましたっ。
どういたしまして。

よかったですね、ファルズンさん。