ウィンダスミッションが終わったから、次はサンドリアミッションやってみるよ。
我が国としばしの別れ…。
サンドリアに移籍だー!
城塞都市サンドリア…
クォン大陸北方に位置する、幾多の伝説に彩られた、
古よりつづく王国である。
おおお、ここからなんだ。
しかし、輝く剣を天高くかかげた英雄達が
この地を駆けめぐっていた、かつての
サンドリアの栄光の日々は、今はもうない。
黄昏の騎士王国……、老いたる、眠れる獅子。
そう陰でやゆする者もいる。
だが、今もエルヴァーンの若き騎士達は、
なにものにも打ち破れぬ信念と誇りとを胸に、
ヴァナ・ディールの地をさっそうと行く。
おっ、頼もしい!
そして今また1人の冒険者が、この地に
新たな一歩を記そうとしている。
りぃはこの地でなにを目にし
なにを耳にするだろう?
ヴァナ・ディールでりぃを
待ち受けているのは、どのような夢と
冒険の日々だろう?
いずれ長い時を経てそれは、吟遊詩人の奏でる
唄となり、真冬に炉端で語られる昔話に
なるやもしれない。
だが、そもそもの始まりはこうだ。
ある日1人の冒険者が、サンドリアの地に
降り立った……
どうも!後のクリスタルの戦士であり、光の戦士でもある、りぃです!
お城大きいねぇ。
君も、冒険者か?
ん?
俺はロシュフォーニュ。俺も冒険者をやっている。先ほど、サンドリアについたところなんだが…。
りぃでっす。ウィンダスから移籍してきたよー。
…変わってないなぁ、この街は。まるで、時が止まっているかのようだ。
ずいぶん久しぶりに帰ってきたのかしら?
数年~数十年単位じゃないとこんなセリフ出ないよね。
…ほら、あそこに見えるあの立派な建物が何か、君は知ってるか?あれが暁の女神を祭る大聖堂。信仰厚きサンドリアの民の、心のよりどころだ。
うっ、私がちょっと苦手なところですね…。
ああ、あのベランダ。今でもなお、あのベランダに教皇さまが姿を見せ、暁の女神の教えを説いているのだろうか…。
…ん?あれは、王立騎士団か?ドラギーユ城に戻っていくな。どこかへ遠征にでも行っていたのだろうか。騎士たちの歩き方に、疲れが見えるな…。
なかなかの観察眼を持っている様子。
君も、サンドリア所属の冒険者なら、王立騎士団の騎士と神殿騎士団の騎士の区別がつくようにしておかねばならないぞ。
えっ、どこが違うの?
神殿騎士団は、都市を守る言わば「守り」の騎士団。対して王立騎士団は、辺境へ遠征に出る「攻め」の騎士団だ。
ふむふむ。
…旅の噂だと、どうも今は、トリオン王子が王立騎士団をまとめあげているらしい。
トリオン王子の王立騎士団が「攻め」
ピエージェ王子の神殿騎士団が「守り」
ね。ふむ。
トリオンか…。これもまた懐かしい名前だ。トリオンとピエージェは2人とも元気にやっているんだろうか。
ん?古い知り合い?
…それに、クレーディ。トリオンとピエージェの妹君は、クレーディという名の美しい姫君だということだな。ぜひ、会ってみたいものだな…。
王子2人とは親しそうなのに、姫様に会ったことが無い?
もしかして、王女が生まれる前にサンドリアを離れて、今帰ってきたのはそれ以来初?
…と、なんだか俺ばかり喋ってしまっているようだ。悪い、悪い。
ううん。興味深いよ。
あまりにも久々に、サンドリアへ戻ってきたから、どうも興奮気味でね。かわりにというわけでもないが、君の質問に答えられることがあれば、答えよう。
あっ、そっか。初めてヴァナ・ディールに降り立った人用のイベントだから…何にしようかしら。
あ、やっぱりこれはいつでも切実…。リアルでも。…リアルこそ。
楽して金儲けしたーい!!
武器や防具を新調するには、それなりに大金が必要だからな…。
…しかし、ううむ、儲かりそうな仕事か…。工人通りの材木置場ならそういう話があるかもしれない。そこでどうだろう?
あ、望み薄な感じ…。
工人通りなら、ここから北西だ。宿屋の前を通り過ぎると、ゲートが見えてくる。そのゲートの向こうが工人通りなんだ。
合成して稼いでみんしゃい。ってことなのかしら。
わかったかな?…とにかく、サンドリアに属する冒険者として、その刃に誓いし初心を忘れるなよ。
うん。わかった。ありがとっ。
では、俺はそろそろ城へ行かねば。また、どこかで会うことがあったら、ぜひとも声をかけてくれ、りぃ。
お城に用事?
そっか、王子たちと知り合いみたいだから自由に出入りできる身分なんだろうね。
…そんな人が冒険者?
謎な人物だった…。
ストーリーに係わってきそうだな~。
楽しみっ。