ついにこの扉が開く時が来たのだ。
いたー!
かつて多くの冒険者を惑わしてきたクピピたん!
お久しぶりなのなの。
ん?なにやら考え中?
天の塔の書記官を長く続けてきて、これほどの栄誉がありますのなの?感動なのなの。フェイスって魔法でクピピも大冒険できちゃうなんて…。
むっちゃノリノリやーん!
その勢いで私のフェイスになってくださいお願いします!
あなたも、フェイスの魔法を使ってみることにしたのです?
そうです。渇望しております。
ありがとうなのです。それは、クピピを信じるということなの。
会ったばかりなのに、ある意味うかつなの。
そ、それは…!
正論過ぎてぐうの音もでませぬっ。
確かにうかつなのなの…。
クピピはりぃのことをもちろん、信じてるなのなの。
ええっ、そうなの!?
クイーンオブ迂闊!!
あとは、あなた次第。あなたの心が、この新しい魔法の成功・失敗を決めるんだから、しっかりしやがれなのです。
お、おおう…。たまに挟まる毒は健在で安心しましたでありますっ。
さあ!信頼・親愛・友情に集中なのなの!クピピを信じるのです!
14年前から信じてるぅー!
クピピなのです。
クピピなのなのです。
え、えええええええええええ!!!?
ま、まさかの分身!?
ドッペル!!?
成功したのです!クピピの分身が生まれたのなのです!
さっさとクピピを連れて冒険に行くのです。書記官の恐ろしさを、世界中に思い知らせるのです。
こ、こほん。こんな感じのクピピちゃんが、あなたの冒険を助けてくれるはずなのです。
えええっ、分身の毒増し増しじゃないっすか!?
一抹の不安が隠し切れませんっ!
クピピの白魔導士ぶりをたんのうしたら、またここへ戻ってくるのです!使いこなせなかったら、おしおきなのなの!
はいぃっ!
早く呼び出さないとフェイスクピピに怒られそうなのですぐさま行ってくるでありますっ。
というわけでサルタバルタ。
初フェイス呼び出しですよ。
とりゃー!
書記官クピピにおまかせなのなの!
おまかせいたしますっ!
とりあえずマンドラたんに突撃じゃー!
お、おおおっ!!
プロテスだー!
これは心強い!
さすが書記官様~!
その時であった。
鈍器で殴る、ものすごい音がした。
ドゴッ!!
りぃの攻撃→8ダメージ
りぃの攻撃→6ダメージ
クピピの攻撃→25ダメージ
クピピはマンドラたんを倒した。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
そのなまっちろい攻撃はなんですのなの?
ピギャー!
そういえばわたくし初期装備のまま武器を身に着けておりませんでした。
タルタルミトンでぽっふんぽっふん殴っておりました。
申し訳ございませんー!!
武器調達してまいりますぅー!!
クピピたん、分身とんでもないでございまする…。