シーフAFの3番目のクエスト受けに来たよ。
あぁ、あの暗号、やっとわかったわよぉ。ほらぁ、あたしたちで集めた、残党たちのサインの1文字よぉ。
おおっ。何だったの?
あれ、いろいろ並べ替えてぇ、そうしたら出てきたのが「Tavnazia」っていう言葉だったのぉ。
やはり!
タブナジア…、つまりタブナジア侯国のことねぇ。20年前の戦争で獣人軍に滅ぼされた、西の方にあった国よぉ。
どうしてまたその国の名前が…?
サンドリアの属国でぇ、アルテドール侯爵家が治めてた国なんだけどぉ、調べてみると、おもしろいことがわかったのぉ。
アルテドール侯爵家。ふむふむ。
…すぐ忘れそう。
獣人軍に滅ぼされる直前に侯爵家のお宝が騎士団に運び出されたんだけどぉ、それが盗賊に襲われて奪われたんですってぇ。
あれま。
昔のシーフたちはアタルフォーネ盗賊団の仕業じゃないかって噂してたんだけどぉ、アタルフォーネ団長が死んじゃったからぁ、謎のままらしいわぁ。
はー、なるほどぉ。
ねぇ、わくわくしない?きっと、残党たちがタブナジアの侯爵家のお宝のありかを握ってるのよぉ。
シーフの血が騒いでらっしゃる!
そしてきっと、天晶堂のヴォーダラムは、残党たちと取り引きして、お宝を手に入れようとしているのねぇ。
つまり天晶堂がタブナジアのお宝を狙ってるってこと?
さぁ、そうとわかったら、このナナー・ミーゴさまも、仲間に入れてもらって、ちょっとはおいしい汁を吸わせてもらわなきゃあ。
本当にお宝好きねぇ。
ちょっと待ってくれ、オヤブン。妙なんだ。ヴォーダラムに全然、動きがないんだ。残党たちと取り引きができたんなら、どこかで集合してお宝の場所へ行くと思うんだけど…。
それに、ヴォーダラムはとても謎の多い人物のようです。誰も、その素性をはっきりとは知りません。尾行も毎回、まかれてしまいますし、なにか危険な匂いがします。
あ、あやしすぎる…!
…ふぅん。謎めいた人物ってことねぇ。そういえば、謎って言えば、ひとつ引っかかることがあるのよねぇ。
どんなこと?
残党たちって、なんで「Tavnazia」って言葉をヴォーダラムに告げたのかしらぁ。ヴォーダラムは、残党を集める前に当然、タブナジアの侯爵家のお宝のことを知ってただろうしぃ…。
確かに、お宝目当てで残党を探したなら、今さらタブナジアって言われても「知っとるわ!」ってなるよね。
…ああぁ!もしかしてぇ!
え!?何を閃いたの?
りぃ、急いで、この2人の所へ行ってぇ、尋ねてちょうだい。天晶堂から受け取った書類の1番上ぇ…書類作成者の名前が何になってたかをぉ!
書類作成者の名前?
そんなのあったっけ??
ほら、急いで行くぅ!時間がないわよぉ!
ええっ?わ、わかったよぉ!
だいじなもの:泥棒ミスラのメモを手にいれた!
あたしたちは残りを受け持つわぁ。だから早く行きなさいよぉ!
はいはーい!