焦げ茶色の帽子が落ちているのを見つけた!
そう、これはフェローシップクエストの第2弾。の続き。
このクエストが発生したのは2017年1月。
中断期間が長かったとはいえ、なんと3年もの間放置状態だったのだ…!
忘れていたわけではない。少女まだ古墳にいるのかな。とかは思ってた。ちょびっと。
…うぅ。…っひっく。…おかあさん。はやく、おうちに帰りたい…。
3年間ごめん…!!
もう心配いらないよ。
でも、…こわいよ。うぅ。はやくおうちに帰りたい…。
そうだね。…おや?
隠れてて!ボクが相手だっ!
助太刀いたす!
サクッとな。
もう大丈夫だね。ボクはこの子を連れて先にジュノへ行くよ。またね。
うん。
あら!りぃじゃない。調子はどう?せっかく訪ねてくれたのに、わるいけど、たいした情報は入ってないわ。
あら、私の方が先についたのかな。実はさっきね…あ、来た。
パロメッタ…!
お母さん…!
あぁ!よかった!無事なのね?よく顔を見せて?…あぁ、よかったわ!ありがとうございます…!
見つかったのね。いったいどこまで行ってきたのかしら。
それが、古墳なんだよね。
エルディーム古墳ですって?あんな場所にいると、よく分かったものねぇ。驚いたわ。
あのね、あのお兄さんが捜しにきてくれたの!鏡を使うと私のことがわかるって言ってた!
へぇ!
あっ、今悪い顔したよね!?
よかったわね。そのお兄さんというのは、あの人のことよね?
うん!
ヤーガウミガ、逃げた方が…。
はじめまして。わたしね、不思議な力を持つものに、とても興味があるの。だから、その鏡についてのお話を聞かせてほしいわ。
あまり人には話さないようにしてるんだけど、まぁいいか。ボクは導きの鏡というものを持っているんだよ。…聞いたことあるかな?
はあぁ!良い人過ぎる!もっと警戒心を持って!!
確か性格は「おとなしい」だったはず。
導きの鏡…。いいえ。覚えがないわ。…どこで手に入れたものなのかしら?
代々受け継がれているものでね、いろんな物事を示して、ボクを導いてくれるんだよ。
家宝なのかな?
ボクがこの街に来たのも、この鏡に導かれたからなんだ。
…すばらしいわ。今までわたしが見てきたお宝のなかでも、とびきりの部類に入るわね。
その導きの鏡とやらは、きっと、近東のものにちがいないわ。
アトルガン皇国の方?
わたし、近東のものに興味があっていろいろと調べているの。
りぃの手を借りたりして情報を集めているのだけど、あなたも手を貸してくれないかしら?
え、そういうことになってたの?
ねぇ。お願いよ。
ボクは鏡に導かれてここへ来たんだ。それに、この鏡について知りたいこともあるんだ。
だから、その申し出を受け入れることにするよ。けど、導きの鏡をキミに譲ることはできない。それは覚えておいてくれるかな。
よかった!クギ刺したね。
うれしいわ!鏡について分かったことがあったら、すぐにでも、あなたに知らせるようにするわね。
本当にステキな鏡よねぇ。いつかわたしもそういったものを手に入れて、心ゆくまで眺めたいものだわ。
めちゃくちゃ狙ってない!?
私がしっかりして、ヤーガウミガも鏡も守ってやらなきゃだわ…!
ま、ともあれ、少女がおうちに帰れて良かったよ。
本当に…。