……たしかに、私は以前、タブナジアとサンドリアをつなぐ、商人をやっておりましたが……?
この人で間違いなさそうだ。
たかが商人が長老などと、お思いでしょうか?
いや、まったく思いつきもしなかったよ。
私は自らのことを長老などと思ったことなど一度もありません。ただ……人より少し長く生きてしまった。それだけのこと……。
余計な話をしてしまいました。忘れてください。私も……忘れてしまいました。遠い昔の話は……。
全く忘れてなさそうだけど。
そうそう……もしタブナジアの料理に興味がおありなら……地下水脈の近くにいる、ジョネットの話を聞いてやってくださいませんか?
金銀財宝が集まった超栄えてた都市タブナジアの料理とか、興味しかないです!!
彼女もタブナジアの昔ながらの料理に興味があるようなのですが、困ったことがあるようです。できれば相談にのってやってください。
うん。わかった。
あ、冒険者さん。ちょうどいいところに来てくれたね。
なんてタイミングだ。
実は最近、タブナジアの昔の料理を研究しはじめたんだけど……。もう昔のことを覚えているお年寄りも少ないし、ここには文献も残っていないし……。
食料事情の厳しいこの町だからこそ、調理法だけでも変えて少しでも子供達にいろいろなものを食べさせてあげたいんだけどねぇ……。
いいお母さんだ。
もし冒険者さんが、タブナジアの料理に関する文献を見つけることができたら、もってきてくれないかい?お礼はするから、よろしく頼むよ。
ミッションのついでに取った!
こっちも絡まれなくなって楽になったもんだ。
取ってきたよ。
ありがとう!タブナジアの料理書をもってきてくれたんだね?これでまた新しい料理を子供達に作ってあげることができるよ。
外に遊びに行くこともできない、生きることで精いっぱいで特に娯楽もない。って環境だと、豊かな食事って最高のエンターテインメントになるよね。
これはお礼だよ。本当にありがとうね。
うん。頑張って。
この本も昔は冒険者がこぞって取ってきてえげつない量になってただろうな!
ミラテテ様言行録を手にいれた!
りぃが、ミラテテ様言行録を使用した。
りぃは、956ポイントの経験値を獲得した。
こ、こんなもんよ………。ウゥ。