詠うは誰そ彼の 其の弐

ファリワリ おお、付き人君!待ちわびたよ!さあ、さあ!首尾はどうであったね?
りぃ かくかくしかじか。

取材してきたことを伝えるよ。

ファリワリ ………。

ファリワリ 風蛇将、そして土蛇将……。

ファリワリ ……ああ、やはり!彼らには、彼ら五蛇将には友情や誤解や愛憎や嫉妬のドラマが!

ん?
うん?

ファリワリ いや、一部はないかもしれないけれど、あったのですね!

適当だな!!

ファリワリ む。

ファリワリ むむむむむ!

む?

ファリワリ 来ましたぁぁぁっ!スペクタクルなイメージが来ましたよぉっ!
りぃ お、おおっ。

ファリワリ 予感がします。不朽の名作が生まれる予感が!ありがとう、ありがとう、付き人君。
りぃ よかったよかった。

ファリワリ これは今回の取材費です。
りぃ えー…。

ファリワリ なに、少ない?きみは傑作の生まれる歴史的瞬間に立ち会えたんですよ?お金を払ってもいいぐらいです。
りぃ えぇ…。

まぁ、本人から話を聞けたのは私だけだから貴重な体験だけどさぁ。

ファリワリ さ~てわたくしは早速、執筆に取り掛からねば!
りぃ がんばれ。

ファリワリ だけど、付き人君。これですべての取材が終わったわけではありません。あなたが取材に旅立つ日はきっと近いですよ!

また私が取材するの決定かよー!

アトルガン黄金貨を手にいれた!