ケルヌンノスの球根を埋めた！

これで現代に戻ったら20年物の木が生えてるって寸法さァ！

ケルヌンノスの球根を埋めた跡がある……

埋めた跡？

あれ？
現代に戻ってきたのにどうして木が無いの。

……ヘンね、木がない……。球根が育たなかったのかしら？
うーん？

……？

！？

きっ、木ぃィィィーーー！！？

たっ、確かにモンスターの球根を植えたんだから、モンスターが生えてくるのは必然…！！

普通の木が生えてるもんだとばかり思ってたよ！！
なんてこったい！！！

なにかが襲いかかってきた！

いででで。

本当にもう、チョロいもんだけど人騒がせな。

……くぅ、いたたたた……。

はっ、りぃ。ケルヌンノスの樹脂は……？

取れたよ。
やったあ！ばっちりね！じゃあ、アモーラさんに届けにいきましょう！

だいじなもの:ケルヌンノスの樹脂を手にいれた！

アモーラさん、これ！
なんじゃ、騒々しいね？

……おや、こりゃあケルヌンノスの樹脂……？たまげたね。いったいどんな魔法を使ったんだか？
フフン。さあさあ、それで薬を作ってちょうだい！

いいじゃろう。こしらえてやるから、しばらく待っとれ。

～　ヴァナ0時超え　～

……ほら、薬ができたよ。持ってきな。どこの誰に使うんだか知らないが、助けておやり。
ありがとう！アモーラさん！

……リリゼット。前も言ったが、それは病気を治す薬じゃない。症状と痛みを、一時的に軽減する役割しかない。ただの鎮静薬、気休めじゃ。勘違いしちゃいけないよ？

そうなんだ。

……うん、わかってる……。

でもまぁ、あるとかなり助かるよね。

あんたの父親は、どんな薬をもってしても治せなかったからね……。

……。

そっか、アモーラさん相当色々試したのね…。

病気じゃないから術者をどうにかしないとどうにもならない類のやつだよねぇ。

さ、りぃ。届けに行こう。
うん。

……ほほほ、あの泣き虫がなかなか立派になってねえ。

小さい頃は、ハーフだなんだってからかわれて、よくうちに真っ赤な顔して、駆け込んできたんじゃよ。親を亡くしてからはひとりで寂しそうにしててねえ。アタシがよく相手をしてやったもんさ。しかし……

……どうやら、友達を見つけたようじゃな。

そっか、私リリゼットの友達なのね。
こきばっかり使われるから気づかなかったよ！！

だいじなもの:鎮静薬を手にいれた！