
あ、戻ってきたわね、りぃ!

オーケー!これで万事首尾よくいくはずよ。フフ……フフフフフ……
置いただけぇ~!


……。



…………。

……きたッ!
マジで?

来たぁ!!
リンクスの肉好きなの?

【コーキ】 ……んんん?


【コーキ】 ……なんだ、コレ……?
この喋り方と表情、いつものケット・シーじゃないな。
名前、コーキだ。

ドゴォン!!
【コーキ】 ……んナッ!?
うわあああ!?
上からでっかいタルが降ってきたぁああぁあぁ!!!
【コーキ】 ウワァァァァァアア!!!
ニャーニャー言いながら暴れてる。

召し捕ったり~!!
罠を仕掛けると言ってたけど、まさかの上からだったとは。
あの上に何もない空間でどうやって……。


【コーキ】 な、なにすんだ、テんメー!出せ、出せヨ~!
やーーっと捕まえた!さーあ、何もかもハッキリさせてもらうわよ。

こないだのラヴォールでのいろいろをね……!
【コーキ】 あー……エート……オマエ、なんの話してんノ?
コーキは知らないよねぇ。

フフ、フフフフフ……。
こ、この不敵な笑いは……?


しらばっくれんじゃないわよう!
【コーキ】 あばばばばば、いたい、いたいゼ!オイ!
わああ!
思いっきり上下にブンブン振ってるぅ!!

コーキの目がぐるぐるぐるぐる。

ねえ、ひょっとして、あんたたち、時間を操れるの?お願い、もう一度、ラヴォールの事件の前に戻して!おと……いや、ラジュリーズさまを助けたいの!お願い!
【コーキ】 ンンン~??

【コーキ】 あ!わかったゼ!ヌーイが言ってた「ヘンな小娘」ってオマエラのことだナ?
……?

【コーキ】 ……フーン。なるほどネ~……。ザンネンだけど、ソレはできないネ~。

【コーキ】 オレらはオレらのプロジェクトのために、アトモスを開けただけだゼ。オマエラは、ただのコマ……指令どおり動いて……んぐゥッ!
立場がわかってないみたいね。生意気な口たたくと、首をへし折るわよ!
上下にブンブン。

このトップアイドルのわたしの顔に、ひっかき傷をつけた復讐だって、まだなんだから……!
【コーキ】 あばばばばば、ヤ、やめ……くるし……
脳みそがシャッフルしてしまう。

なんとしても、おとうさんを助けないと、大戦に負けちゃうの!だって、ラジュリーズ・B・バルマは、ジュノ攻防戦の功労者なのよ!?

空が光っ……ん?

【アーン】 ……ジュ

【オフク】 ノ?

みんな来たぁ!

【シャハク】コー・ボー……

【トゥリ】セン?


【ヌーイ】 ちょっと、ききましたン?みなさん……
いつものヌーイだ。

わぁぁっ!?

いち、にい、さん……な、なによこれぇ!
びっくりするよねぇ。

【ヌーイ】 アラ、またアータなの?やれやれ、本当に困ったちゃんねぇ……
【ダァー】 ヤッパリ!ヌーイが言ってたのはコイツラのことだったか。

【ヌーイ】 正直、あんまり感心しませんわ。こうやって、アタクシたちのお仕事に毎度毎度、首を突っ込んでくるなんてっ。
いや、今回はコーキが自ら罠にかかったのでは。

いいから!ラジュリーズさまを、助けなさいよ!
【ヌーイ】 そうそう、その件ですわ、ラジュリーズ・B・バルマがジュノ攻防戦の功労者……!

【ヌーイ】 そうですわね……それじゃあ、ちょっと会議を始めようかしらン?

【ヌーイ】 ハイ、ハーイッ!みんな集合してちょうだいッ!