ヒャッフー！バストゥークまでひとっ飛びだぜ！！
本当便利。本当便利っ！

どうもどうも大変だったでしょ。船に乗ったり、こんな山奥の遠いところまでね。
う、うん。昔はすごい大変だったよね！かつて数時間かかった移動も今は3秒よ。文明の発達ってすばらしい！

もうやんなりますね。頑張って勉強して領事になったら勤務地で接待とかしてもらえると…。ああ、ごめんなさいねー。こんなこと言ってたのナイショですよ。
ええ…。なんだかサンドリアのウィンダス領事のカサロロと正反対な感じだなぁ。

ミィ・ケット君！ほら、お客様なんだからお茶でもお出しして！
あ、おかまいなく…

えー？お茶なんてもうとっくに切れてますよー。
なーんで、君はいつもそうなんだ。切れてるのなら補充しとかんか！

あの…わたし、買ってきましょうか？
ふむ、そうだな…。しかしそう言えば、お茶なんて売ってたかな…。

ゆるい！ゆるいぞ…！この領事館の中は確実にウィンダスだ…！

え？別にお茶はいらないからミッションについて話して欲しいですか？どうもすみませんねー。こういう仕事してると、人の顔色伺ってばかりですんで。
ええ…。絶対上手くいってないよね！？

おーい！トプルクペル君！依頼する仕事はなんだったかね？
えっ？何ですか？

おお、なんだそこにいたのか！相変わらず陰が薄いな、君は！
ええー！？

クゥダフに不穏な動きがあるとかで、その調査を兼ねてパルブロ鉱山の最深部に向かうように、とのことです。
なんだかあいまいな依頼だなぁ。パルブロ鉱山って今クゥダフに占領されて危険なんでしょ？

確かパルブロは、もともとクゥダフのものだったのをヒュームが奪い取って鉱山にしたけど、クゥダフに奪還された。だったよね。

えっと…本国の狙いとしては、異なる獣人達に共通した不穏な動きが見られるので、とのことです。
ふむ。スパイしてこいと。
とにかくまずは、大統領府にいらっしゃる、ピウス殿に会って話を聞けと…

ああ、ピウスさんね、ピウスさん。1回だけ会ったことあるっけかな。
領事がそんなんでいいの！？
はい、それではそういうことでよろしくお願いしますよ。仕事が終わったらまた来てくださいね。

テキトーだなぁ！

ピウスのところに来てみたけど、またサンドリアの時みたいにグチグチグチを聞かされたからスルーしちゃうんだから。
しかも詳細はグロームというガルカに聞け。だってさ。丸投げ！

てなわけで来たよ。
は！？ウィンダスの者がバストゥークの役人の言いつけに従って来たってのか？オレのところによこすヒュームの神経もどうかと思うが、あんたの国の奴らも相当だな。
ごもっとも。やっと一般的な人に会えた気分。

まぁいいさ。獣人達の情勢に関してだったな…。ここ最近、不思議なことに、バカなクゥダフの動きが明らかに組織だってきた傾向があるって噂だ。

オークも頭が良くないって言われてたけど、クゥダフもなのね。ヤグードは知恵があるんだったよね。

昔の獣人戦争のように新しいリーダーが現れたって話もあるんだが…
サンドリアでもそう言ってた。

パルブロ鉱山の最深部には、行き止まりに妙な魔法陣がある。そこに入ったものは皆その後帰ってこなくなってしまうんだ。その先に必ず何かあるはずだ。そいつを探ればつかめるはずだぜ。
ふむふむ。パルブロの奥の先になにかあるのね。了解だよ。よく分からんけど行ってみる！

というわけで次はパルブロ鉱山だって。張り切って行ってみよー。